『日常生活を愛する人は?』-某弁護士日記

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さるさる日記
■2002/05/15 (水) なんとかせにゃ

誤字脱字が、かなりあって申し訳ない。指摘されちゃった。まあ、訂正もしたりしているのですが、その前に書きたいことが多くて。
特に付随運動は、不随意筋運動ですよね、すいません。

ああ、NHKは通例する翌週の再放送をせず、いつもする外国での遅れの放送もしなかったとのこと。再放送の予定も当面ないと。
朝日新聞は、広告は関東地方はあったが、関西ではなかったと。

なんなんだあ?

NHKの問題は、あの嵌っているような感じの第一次責任者だけではない、むしろ5.11の「釈明番組」で良しとした全体の責任であり、雑誌の報道を見れば、これを認めた海老沢とかいう会長、NHKさん全体の責任であろう。

・ 労働組合は、NHKにはなかったのかなあ。
・ NHKの中央番組審議会(委員長和田正江−主婦連合会会長)さん、
どちらも、何とかして下さい。

日本の外務省の恥に続く、大メディアの恥は、これ以上、外国に知られたくない。

−−−−−−−−−−−−
付言するに、これは問題となっている個人情報保護法などの問題とは関係がない。マスメディアの、表現による他者への影響の問題です。本人らは了解しているのだから関係がない。推進されたい方、どうぞ利用しないで下さい。

■2002/05/15 (水) 大問題だわ

下記の新聞では「読書会、教育委員会、学校関係者で採用続々!!」
とも書いてあった。
それで、ああこれから大変だあ、と思っていたら、経過をよくまとめられている

「あいふる」さんの下記サイト
http://hp1.cyberstation.ne.jp/negi/DEMO/topic/t019.htm
での紹介によれば、

http://web1.archive.org/web/20011104104042/www5d.biglobe.ne.jp/~hotclub/osirase.htm
に示されるように、大垣で既に教育委員会、社会福祉協議会の支援もあって、講演会とかしているのですね(しかし大和出版の本の段階で、よくも相手にする公共団体があるのだなあ、知られていないのだなあ)。
講演会は、何故かもうしないようですが、今度は、あの本などをつかっての読書会や、番組を見ての感動ごっこをすることとなるのかなあ。

同様の障害をもつ方、その親御さんらにとって、尚更に冗談じゃないです。

止めないとなあ。

霊感弁連で、統一教会のダミー講演会とか、いつも申し入れをしていますね。こんかいは、NHKのお墨付き、で講談社の本ということだから、影響は大変なことなんです。

それにしても、宮城県知事浅野史郎様、しっかりしてくれないと、いかんです。
この本の採用は、宮城県下から始まるのでしょうかねえ。http://www.asanoshiro.org/jogdiary/02/02045.htm

奇跡が奇跡として検証されれば、もとより素敵なこと。ですが、どう見ても、そうではなく、先に述べたような理由でこだわる外ない。

■2002/05/15 (水) 資本の論理かあ と本

本日の全国紙のいくつか、全部??の第三面の下3分の1
あの本「人が否定されないルール」の大宣伝。

社にもよるが、50万円から200万円くらいかかるのかなあ。まあ、12万冊が売れれば1億8000万円、総てではなくても、もとは取れるのかなあ。

これじゃ、新聞社も、新聞社系の雑誌も、批判をなかなかしないでしょう。営業の方から言われるからね。しょうもな、です。セコイ資本の論理。

んで、他の宣伝は、改めてみれば、「ガンが治った」「健康法」「ハンコ」とか。広告の出稿が減っているからか、なんともお。長期的には信頼を失うおそれがあるのに。

広告は、あまり見ない人が多い。でもガンの方は、奇跡のそんな民間療法を金がかかってもし易いし、同様の障害児をもつ親の方は、もちろんこの本の広告に目が行き、そして買う可能性がそれなりにある。
この本こそ、その出版・NHKの番組こそ、障害を受容できないままの「人を否定する一例」と思えるのですが。

有田さんの5月14日日記に、同様の障害の子を持つ親御さんから投稿があり、転載されています。ご参考までに。
http://www.web-arita.com/sui125.html

備忘録代わりに本のこと
・ワイドショ−に弁護士が出演する理由(わけ) 古池振一郎著 平凡社新書
頑張って書かれたんだなあ、偉いなあ、と思いました。いろんな課題−オウム事件、匿名報道いかんとか、−感覚は私と大分似ていると。

・ザ 弁護士 まきもとみさと著 東京図書出版会 1000円
先に、私に関するところは5月7日の日記で反論しておきました。その他の間違いは、弁護士会の懲戒委員会に外部委員がいないと思っていることなどいくつかあるなあ、事例もずいぶん極端なのが多いなあ、とは思います。まあ面白い。著者は、まあペンネームでしょうが、知っている方かもしれないなあ、ああこれ誰弁護士のことかなあと考える私。先の日記に書いた抗議文、まだ出してなかったなあ。

■2002/05/14 (火) ドーマン法の評価

凄いなあ、文献を見つけ、翻訳も、もうされている。
−−−(5月1日には出たとの指摘メールあり、凄い。ご指摘ありがとう)

メディア優位の世論形成から、ネット優位の世論形成って、すごいことなんだなあ、と思う。ヤフー掲示板の、skeptical_thought さんの書込みより。

−−−−−−−−−−−−−−−
アメリカ小児学会は以下のような警告文を発表している
(原文)
http://www.aap.org/policy/re9919.html
(訳文:2ch の有志によるもの)
http://users.hoops.ne.jp/longhistory1977/AAPRE9919%20
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

まあ、今回の問題は、ドーマン法の是非の問題とは別にら立てることのできるものですが、その番組・本の悲劇、まずはドーマン法を勧誘しているところにあるので(前記のこだわる理由1)、私も大変、関心あるところです。翻訳された方に敬服。

それから、文字盤による意思伝達、FCのことは、下記でもあり。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/8349/021.html

■2002/05/14 (火) 有田さん日記5月12日より−講談社とNHK

有田芳生さんから了解を得られたので、下記サイトの、5月12日の日記から転載します。過去、統一教会の京北病院の医療について、NHK・講談社の問題があったのですね。http://www.web-arita.com/sui125.html

−−−−−−−−−−−−−−−
NHKが放映した「奇跡の詩人」の評価でさまざまな意見が出ている。私としては週刊文春の批判報道に違和感を持たず、滝本太郎弁護士の見解http://www2.diary.ne.jp/user/140664/に同感だ。

 私が付け加えておきたいのはNHKと講談社に対しての「またか」という思いだ。あれは93年のこと。教育テレビスペシャルで「人間はなぜ治るのか」を放映し、そこでガン克服に大きな成果をあげているとする東京のK病院を紹介した。そこで証言をしたのが長友明美さん。講談社から『神様!産ませて!』という体験記を出していた統一教会員だ。このK病院とは京北病院で、院長が小林常雄氏。別名を天林常雄といって、文鮮明教祖から「天林」という名前をもらっていた。

 この番組を見た人たちからは病院を紹介して欲しいという問い合わせが殺到した。ガン患者、あるいはその家族の当然の思いである。しかし、この病院の実体が生命を「商品」とする「究極の霊感商法」だったことはのちに明らかとなる。

■2002/05/14 (火) 有田さん日記より−2

有田芳生さんから了解を得られたので、下記サイトの、5月12日の日記から転載します。過去、統一教会の京北病院の医療について、NHK・講談社の問題があったのですね。http://www.web-arita.com/sui125.html
−−−−−−−−−−−−−−−
続き−
 NHKの担当者は番組放映前に私のところに相談に来ていた。もちろん私は社会問題になりますよ、と断言しておいたのだが、予定通り放映された。NHKは抗議電話への対応要員まで準備していた。ガン治療の水準からいえば、京北病院の治療には異論が多かったにも関わらず、その検証を経ない番組作りだった。どうして強引にことを進めたのか。それは担当者が京北病院の治療を信じていたからだ。

 こんどの「奇跡の詩人」にも同じ問題を感じている。「和尚」やラジニーシとの関係については、いずれ詳細が明らかになることだろう。放映日の接近という事実を見ても、NHKと講談社のタイアップがあったことは否定できない。ましてや批判意見が吹きだしたところで講談社の週刊現代がそれを否定するとは、あまりにも単純な構図だ。

 たしかに現代科学では解けない現象があることを私は否定しない。ただし、と私は思う。それは「いまの」科学では解けないのかもしれないという留保を付けたうえでのことだ。この問題(本当に映像の現象が起きていたのかという疑問)は解決がつかないだろう。しかし、放映によって惑わされる多くの人たち、とくに重度障害児を持ったご家族などが振り回される結果を生じていることが問題である。この日木流奈ファミリーの背後でうごめいている「資本の論理」「視聴率の論理」「宗教の論理」という「我欲」の三位一体は、自己弁護をすればするほど素顔をさらすことになるだろう。

■2002/05/14 (火) 「人が否定されないルール」ー1

読みましたよ。講談社2002.5.7発行ISBN4−06ー211312ー0
批判するならば、まあ読まないと、と思い。

なんとも。です。気が付いた点を羅列して。

1ー母が書いた本ですね。内容からも、書き方からも。「母」を「私」に、「父」を「夫」に、私を「○○」にすれば随分読みやすい本になるのに、と思う。
それでも、これは彼が意思表示した言葉だ、と思い込む人は思い込むのかと。多分、最後まで読んだ段階で、信じる人は信じてしまうのだろうと、そしてその人が同様の障害をもつ子供の親であるとき、あのドーマン法に、また藁をもつかむ希望をもってしまうのだろうと。

2ードーマン法の宣伝本でするね。数えてみたら、この246ページの本に34箇所「ドーマン法」「ドーマン博士」が出ていて、28ページには問い合わせ先2つが書いてある。これを宣伝と言わずしてなんなんだろうか。

3ー可哀想だった。177ページの母と共にした「月の宴」での即興詩のところ、足が縛られている。不随運動をさせないためなんだろうと。79ページの90秒間マスクを離さない「民法」とのこと、私の体がそのとおりに反応できないのです、となっていて母に押さえられると、なんとも。
救いに感じたのは、父に、妹とともに風呂に入っている写真。風呂が好きのようですね、母のお腹の中にいた時のようなのかなあ。

4ー客観的な検証を拒否する態度が明確ですね、「本人の言葉を通して」という形で。136ページ
小児科の先生に対して「私は手紙を書きました。私がここにいるというのに、私に対してではなく、親たちに質問するその人に抗議の手紙を出したのです。ーーー私が主張しても、人と戦っても、正しいという証明には決してならない。むしろ私は私と関係する人、私と共鳴する人たちとより深い信頼関係を作っていくことのほうが大事なんだと私は知ることとなるのです。」

これ、要するに、私は信じている人の前でのみ能力を見せる、または検証に応じない、と言っているのです。

■2002/05/14 (火) 「人が否定されないルール」-2

5ー偽りであることを巧妙に逃げる姿勢も見える。137ページ
「視力を測るとき、輪の一か所が穴の空いているものをみるのですが、そのとき、大きいものから小さいものへのだんだん変わっていきます。わたしは、「大きいものはもう見えるから、もっと小さいのからやってください」と毎回お願いしていました。その日もやっぱり大きいものから見せられ、私はウンザリしていました。ー私は一言も口を利きませんでした。つまり、五十音の文字盤を全く指さなかったのです。」と。

これ、要するに、8方向に穴があいているCの字を、筒の中から見る検査なんでしょうが、その右左などを、文字盤を通して母に伝えられないことの弁明、そりゃ母は筒の中を見ていないのですから、できないことです。

6ー偽りを示す一証拠もありましたね。先ほどの即興詩のとき。文字盤に視線は全くいってない。NHK番組のときも、視線が合ったなかったり、寝た後にまで指さしが続いていたが、講談社の本の写真でも証明ができました。
そりゃ、視線が文字盤に合っている写真を撮りたかったでしょうが、撮れなかったんでしょうね、このときは。

以上の指摘は、著者らから見れば名誉毀損並みのことでしょう。当人らの名前は書かないが、充分特定されますね。

そして、私の上記記載と評価について、真実性の証明ができ、前記のような目的からして公益目的であるから、もちろん、違法性が阻却されます。

法的にシロクロつけるのは、番組の訂正を要求したり、本の出版を差し止める法的な権利までは私や市民にはないから、この記述によって、名誉毀損とか言われるのを待つしかないかなあ。

そんなことは、勿論したくない。NHKさん、講談社さん、いいかげん自らの地位を守、短期的な利益を図る、なんていう馬鹿な対応はおやめ下さいな。

障害者団体の動きは、まだ見えない。ドーマン法をされている会員もいようし、本人らが当事者でもあるから動きにくいかもしれない。ドーマン法の是非はおいておいて、検証なき番組は誤解を招く、というあたりで抗議を。

専門科医の動きはまだ見えない。いわゆる民間療法に対する医師の態度、トンデモ科学に対する科学者の態度と同様、この場合発言しない方が多いかもしれない。しかし、実害も予想され、脳機能障害者らが侮辱されていると思われる本件、抗議の声をあげて欲しい。

ではっ。

■2002/05/13 (月) 「奇跡の詩人」番組・本にこだわる理由−1

そりゃ、できることならば、私も放っておきたい。だが、こだわるざるを得ない。「奇跡の詩人」にではなく、その番組・本にこだわらざるを得ない。

1−あの強烈すぎて子どもに辛い想いをさせ、しかしながら有意の効果が証明されず、親らにも金銭的、肉体的な負担をかけることとなるドーマン法の宣伝になっているから。
その結果、同様の脳障害児を持つ、藁をもすがる気持の親御さんたちに対して、相応の影響を与えるものとなり、こんなドーマン法にはまる方が増えてしまうからである。
今回の番組は、4月28日放映、講談社の本は5月7日発売、番組ではドーマン法がこんな奇跡を起こせた方法だとし、本ではドーマン法がやたら出てくる。NHKも講談社も、多大な宣伝効果となることから逃げることはできない。

2−脳障害者と家族を侮辱しているから。
脳障害はなるほどまさにいろいろな種類、程度がある。それ故に、本人との意思疎通、知的能力の判断も、非常に困難である。それなのに、あのも母が右手で持ち、左手を常に添えている文字盤手法による文章で、彼の言葉だとし、その能力が確かめられたという。
文字盤手法ーFCというのだそうであるーは、下記のURLにある論文で徹底して批判されているとおりである。
http://www.apa.org/journals/jacobson.html
まあ何も論文を読まずとも、「客観的な見方」というものを分る方ならば、非常に怪しいものであることが分るだろう。

■2002/05/13 (月) こだわる理由−2

ましてや、今回の場合は、NHKの番組でこそ偽りであることを明らかにしてしまったのである。担当者は、不思議なことにその自覚がない、またはその自覚がないように装っているようであるが、放映された文字盤をみてもいない指差し、母の右手で好きなように動かされている文字盤にて、偽りであることを明確になってしまったのである。
こんなことで「奇跡の詩人」とされてしまっては、いろんな工夫をしながら、ほんの少しづつの発達ー痙攣が減った、カタコトを話した、ウンチを言うようになった、椅子に10分は座っていられるようになった、奇声を発することが減った、介助しながらでも少しだけ歩けるようなったなどなどーを、まさに涙ながらに喜び、またはまったくもう発達しなくなってもそのままに愛することをできるようになった親らを、もちろん障害児自身を、侮辱しているというものである。

3−彼のこと、彼の家庭の今後が心配だから。
余計なお世話と思われるかもしれないが、このような場合、その後、何年も経ずして、挫折せざるを得なくなる。過去、スプーン曲げの少年がメディアにいいようにされ、後に辛い想いをしたが、それでも彼は健常者でありなんとか生きていくことはできる。

しかし、今回の少年は脳障害児であり、今後とも母、父を初め周囲の方々、また諸制度の援助がなくては、生きていけようもない。
それなのに、母は、意識して詐欺的にしているか、心を解離して「子どもの言葉」が自分の口と指先から出てくる状態であり(こちらの可能性が高いと思われる)、父は主体性を発揮できない。体が大きくなって、あの付随運動などが止まらないままである時、母の文字盤に手を添える行為も不可能となる。
そうすると、父母にとって彼は期待通りでなかったこととなり再び重荷になっていくこととなる。そんな環境では、幼い妹の発達も心配である。


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