写真生活

2009年09月29日

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さるさる日記
■2009/09/29 (火) 新しい写真家

これだけは宣伝しておかねば。今日が初日だった。

村松 佳優写真展『葉陰の肖像』
新宿ニコンサロン

9/29 (火)〜10/5 (月)
10:00〜19:00(最終日は16:00まで)会期中無休
10/3 (土) 13:00〜14:00 ギャラリートーク開催
http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2009/09_bis.htm#05

2006年に日本カメラの月例コンテストカラー部門の審査員を1年間務めた。初めての経験でどんなものが応募されてくるのかまったくわからなかった。

ちょっと慣れてきた4月号だったか、ある1枚の写真が目にとまった。なにやら虫と思しき物体が糸を絡みつかせるように葉っぱの上にいる。絶妙なライティングでその糸の1本1本が透けるように表現されていた。

昆虫物はコンテストにはよく応募されてくる。身近で特殊な被写体だからだ。

でもこの写真はどの虫写真とも違う。栗林、今森、海野、、、名だたる昆虫写真家のものとも違う。

機材は極めて普通のデジタル1眼レフ。室内でライティングしていると思われた光は、その辺の公園で自然光で撮られたものだった。年齢は当時23歳。

4月号は銀賞だった。それからは毎月のように驚くべき写真が送り続けられ、とうとう年間最優秀賞といえる年度賞を受賞した。

12月号の審査では、誰を金賞にするかではなく、彼の応募作品のどれから選ぶかに苦労した。

授賞式で会った彼はパンクロックな虫好き男だった。そのときから「個展をすべきだ」と薦めていた。今回ニコンユーナの審査に通り初めての個展となる。

彼は今年26歳。もし僕が同じ年齢だったら嫉妬していただろうな。悔しくて展示のプリントにハナクソつけてたね。

彼が将来成功をおさめたら「俺が育てた」と言っておこう(笑)

■2009/09/29 (火) おわりのはじまり

2Bグループ展無事終了。お越しいただいた皆様ありがとうございました。

この頃は毎回来てくれる方も増えてきて、多くの写真家も会場を訪れてくれるようになった。数えてみたら今回が13度目の展示になっていた。

でも毎回毎回、参加する人は新しくなるので、いつも一から作り上げている。展示をするのが初めてならプリントするのも初めて。テーマも何も考えられないから、ひたすら撮って焼いてを繰り返すことで写真を作っている。

日々の仕事を終えて毎夜プリントをしなければならないし、週末は確実に写真で消えてしまう。参加したメンバーは「なんでたかがグループ展なのにこんなに大変なんだ?」と思ったはず。仕事以外の何の得にもならないことを馬鹿馬鹿しいほど一生懸命にやる。

「もうこれ以上無理!」と言い切れるほどやったから会期中は幸せな1週間が過ごせるのだ。僕は「グループ展は大人の文化祭」だと思っている。

大変な思いをした人ほど面白い。これは13回の展示の経験から得た真実だ。

次回グループ展は来年3月の末。今週からまた一から準備が始まる。

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