女たるもの

ブスOLはブス主婦になりました

2007年11月08日

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さるさる日記
■2007/11/08 (木) 女スイッチ、消します(1)

私にメールをくださる方の多くは、
20代、30代の働くOLさんだ。
まぁ、内容が内容だからね。
先日「家族のために家にいることを選んだ女性を、
お金を稼がないというだけでおとしめるのはいかがなものか」
という趣旨の「平等主義」を書いたところ、
専業主婦の方やお子さんがいて働いていらっしゃる方から、
たくさんメールを頂いてびっくり。
ありがとうございました。

お返事を書いている時に、専業主婦時代の思い出が蘇った。

今の職場で働く前の数ヶ月、専業主婦だった。
引っ越したばかりで片付けもできていなかったし、
新婚旅行に行くことも禁じられていたし
(既婚者禁止の部だったので、前例がないという
理由で休暇がとれなかった)、
22歳からずっと働いているので、家にいる生活と
いうのも悪くないなと思っていた。

そして専業主婦、初日。
夫よりちょっと早く起きて、朝ごはんを作った。
ここまでは共働き時代と同じ。夫が起きてきて、
食事をする。これも共働き時代と同じ。
夫は朝ごはんを食べ、ご馳走様といって
席を立つと支度をして、仕事に出かけていった。
テーブルの上には、夫の食器が残された。
寝室に行くと、夫の布団はしきっぱなし。

共働きの頃、夫は食器をキッチンまで下げていたし、
布団もたたんでいた。
それなのに、私が仕事を辞めた途端しなくなる。
うまく説明できないんだけど、私はこれが
ものすごくショックだった。
家のことはすべておまえがやっておけ。
そう無言のうちに言われた気がした。

なんせ時間があるので、料理や掃除にこった。
朝ごはんの本なんかも借りてみたり、パンを焼いたり
お菓子を作ったり。フラワーアレンジメントを
やっていることもあって、玄関と食卓に花を飾った。
クローゼットの改造もして服をとりやすくし、
家を住み心地のいい空間にしようとした。

気の付く旦那さんなら、「いいね」とか
「いつもと違うね」という一言があると思うんだけど、
うちの夫は「日本ニブい男選手権」もしくは
「日本気の効かない男選手権」が開催されたら、
優勝間違いなしのニブ夫君。
お褒めの言葉はいただけず、私はなんだか寂しかった。
ちょうど基礎化粧品一式がなくなる時期で、
新しいのを買う必要があったんだけど、なんだか
夫に言い出しにくくて、そう思う自分自身に納得いかなかった。

■2007/11/08 (木) 女スイッチ、消します(2)

腑に落ちないまま、今の職場に入った。
私は大奥で仕込まれていることもあって、
基本的にお世話症だ。今の仕事もお世話
職種なんだけど、前任の人がひどかった
こともあって、最低限のことをやった
だけでも、それはもうビックリする
くらい感謝された。ボスや取引先の人に
「いい人に来てもらえてよかった」といわれ、
社交辞令だとわかっていても、嬉しかった。
その時に思ったのだ。私は強欲だから、
評価や報酬がないと頑張れないって。
ご褒美なしに働くことができる人は、
本当に愛情深い人なんだろうって。

私がまだ学生の頃、こんなエッセイを読んだ。
「専業主婦のほうが、働く女性よりも夫に気を使わない」
そこに私は「食わせてもらってるくせに、態度がでかい」
というニュアンスをすごく感じた。専業主婦を経験して
思ったのは、やっていることをアピールしなければ、
主婦の苦労は本当に「なかったこと」にされてしまう。
だから、自分の口で言うしかないのだ。

ドラマの「働きマン」を見た。
「仕事モードオン。男スイッチ入ります」
これが主人公のキャッチコピー。
このドラマは、若い働くお嬢さんたちの心に響くのでしょうか?
勘違いな仕事好き女を増やすだけではないのでしょうか。
職場で「仕事したぁと思って、死にたいです」なんて言う女子、
私は嫌だ。

ドラマ相手に本気になってもしょうがないけど、
これってすごい女をバカにしたセリフだと思うんだけど。
仕事は男のものだと思っているからこそ、
男スイッチなんて言葉になるわけで。
女なのに男なみに仕事しちゃうんです、
という女の甘えや媚を私はすごく感じるのだ。

私は男女平等には賛成だけど、「今の」男女平等
には懐疑的だ。
だって、現代日本の社会がモデルとする女性像は、
実は男にものすごく都合がいいものだから。
仕事はしろ。結婚しても頼るな(自立しろ)。
でも、出産はしろ。だけど働け。女の役目も
果たしつつ、男と同じことをしないと、
一人前と認められないなんて、変でしょう。

家の中にいる人も、会社にいる人も、
それぞれ働いているわけで。
お金をもらう分ガマンしなくちゃいけない
こともあれば、ノー賃金だからこそ辛いこともあるわけで。
みんな大変なんです。

とりあえず言えるのは、「仕事が好き」ぶってる
主人公みたいな女が、女の足を引っ張っているってこと。
そういう女の側によると、とばっちり食らうから、要注意。

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