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トレセン関係者だけではなく、マスコミも盛り上がるダービー。特に盛り上がっていたのはコスモバルク派とハーツクライ派だったように思う。しかし、この日のために、皐月賞で手にした帯封の帯を解いたダイワメジャー&コスモバルク勝負の記者もいた。熱病に冒されたように盛り上がって、終わった後はみんなで反省したり自慢したり。有馬記念も盛り上がるけれど、やはりダービーの方が重みがあるような気がする。
関係者にとって、17頭は敗者。勝者は1頭だけ。3着に敗れたハイアーゲームの大久保洋師は、報道陣に囲まれてレースを回顧した後、あまり人けのない場所に来て壁にもたれかかり、目を閉じて上を向いていた。「もっとやれることはなかっただろうか」。そんな自問自答をしているように見受けられた。見るに痛々しかったのは田村師だ。早くから「ダービー向き」と言い続け、期待して送り出したマイネルブルックには、予後不良という悲しい結果が待っていた。それでも、最終レースにはトーセンテンショウという有力馬がいる。調教師という仕事の責任を果たさないわけにはいかない。それが当たり前だと言われても、気丈に振る舞う姿には心を打たれた。最終が終わってからの帰途で、きっと深い悲しみに包まれていることと思う。何とかこの悲しみを乗り越えて、またいい馬を連れてダービーにやってくる日が来ることを祈りたい。
松田国師のGI3連勝は、まさに驚愕だ。その手腕を称えるしかない。それにこたえた馬もすばらしい。どんな路線を歩むにしても、夢を見せてくれる存在であってほしいと願うばかりだ。◎は当たったが、2着は無印。シルシをつけた後の金曜夜にグリーンチャンネルで見た横山典Jの記者会見が強く印象に残ったのだが、それも今となっては繰り言だ。来年こそビシッと2着まで当てたいと思う。
また明日の晩から自分は美浦に行く。気は早いけれど、来年のダービー馬探しは始まった。年々早く流れていくように感じる競馬記者の1年。来年のきょうは笑っていたいものである。
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