R's alley

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さるさる日記

2010/02/06 (土) 飛行機雲が見える。

節分の日。

思うところがあって、大好きな神社にお参りをしてきた。


青い空。

冷たい空気。

あかるい気配。



参道に入ってすぐ。

気持ちが軽くなるのがわかった。


『 ああ、よかった。』

『 今日はやっぱりお参り日和だった。』


と、感じた。



大きな樹をあおぎ見る。

そしてその樹に触れてみる。

乾いたような湿ったような、その不思議なぬくもり。



冬の晴れ日の見本のような午後だった。

青空にまっしろな飛行機雲が見える。

おみくじの「 大吉 」 に泣きそうになった。



  あかるいほうを向いて立っていたい。 

      いつも、どんなときも。

2010/01/10 (日) 焚き火の匂い。

こどもの頃。

仲良しの子は、どういうわけかみんな転校していくのでした。



長くは関わらない。

そういう相手を無意識にえらんでいたのでしょうか。

・・・こどものくせに(笑)。



熱い友情だとか愛情だとか。

たまに 「 おお! 」 と感動することはあっても。

自身がその渦中にいたいとは思えなくて。

いつか呼吸が苦しくなりそうで。



焚き火には。

ちょっとのあいだだけあたっていたい。



だけど。

焼いもができたら呼んでほしい。

女って・・・業が深い、と思ふ^^



新年早々、焼いものお話でしたが。

  あけましておめでとう^^

2009/12/30 (水) きらめく想い。

    
    天の川がながれてゐる
 
    ひかりがうすく うかんでゐる
 
    こころは うたれ
 
    とほくひとみをひらく

        ( 天の川 / 八木重吉 )



夏の少し前。

山陰へ旅をしました。

山あいの温泉宿。



夜が来て。

すぐそばの川べりに、ホタルを見にいきました。

今までに見た、どのホタルよりも空高く飛んでいました。

無数に。

消えては浮かぶ、不思議な飛びかたで。



暗闇の中、ずっと。

それがホタルなのか、夜空に浮かぶ星なのか。

区別ができなくなるまで見ていました。



冬が深くなると、ふと夏を想う。

聖なる夜が明けて。

きっとまた誰かが生まれ変わった。

2009/12/19 (土) きれいな嘘が星になる。

嘘つくひとはだいきらい。
って、いうひと。
わりとよくいるけど。


ほんとう?
ほんとうの、ほんとうの、ほんとうに?


あなたは、一度もないの?
嘘をついたこと。


わたしはあるよ。
なんども、なんども。


********************************************


     ひとを一人 だますたびに

     空に星が ひとつずつ増えると

     女に 教えた男は

     船出して行って

     そのまま  
 
     帰って来なかった

        『 星を数え飽きたら / 寺山修司 』 


*********************************************


嘘をついたこと。
あなたは、一度もないの?


だとしたら。
あなたって、ずいぶん幸福なひとね。


どんかんでまっすぐな心のままで。
今までやってこられたんだもの。


嘘ついてあげなくちゃこまる人に。
今まで出会わずにすんだんだもの。


ねえ。
今夜の星もきれい。

2009/12/13 (日) 探偵の部屋。

雨でした。

ほんでわたしは。

午後遅くなってから村上春樹さんが訳したレイモンド・チャンドラーを読んでいました。



寒い雨の午後には。

疲れた心とからだには。

『 (カナディアン)ベーコンとスクランブルエッグと トーストとコーヒー 』

なぜかこのメニューにぐっとくるわたし。

これって実は小説の中にでてくるメニューなんですけど。



あたたかくて乾いた大きな手が作る、

『 ベーコンとスクランブルエッグとトーストとコーヒー 』には、

なんか特別なチカラがある気がするんです。



なんかうまく言えないんだけど。

治癒力のようなもの。

勇気のようなもの。



心やからだが疲れてるなーと思うとき。

こんなのをキッチンでささっと作ってくれるひとがいたら。

( わたしなんでもするわー )と、一応は思ってみるのでした。



戻らなくちゃ。

いざ、ハードボイルドの世界へ。

2009/12/08 (火) 月のひかり。

満月の夜のこと。



部屋のあかりを消しても、まだほんの少し明るくて。

いろんなものの輪郭がうす青くて。

きれいな夜でした。



帰り道。

ずーっとお月さまに見られている気がしました。

その夜のお月さまのひかりはやさしい感じがして。

だからずーっと心の中で話しかけていました。

それからエントランスのところで手を振って別れました。



  「 ま た あ し た 。」



まるで。

小学生のときみたい。

玄関までのおともだち。

玄関を入ってしまえば。

次の朝に会うまで、なぜかすっかり忘れてしまう。



月のひかりは、はかない。

はかないものは、美しい。

けれども。

美しいものは、ほんとうは強い。

美しくなりたい。

2009/12/06 (日) 龍の目のなみだ。

昨夜は帰りが遅くなりました。

たまにはまじめに働いたりもするんだぜ^^

イルミネーションあふれる街。



に、しても。

冬の夜道は冷え性の女には相当こたえます。

ついつい身体のあちこちに力が入っちゃうから、

家に辿りつくと、ホントにもー脱力するわあ。

温度とか湿度の関係なのかしら。

部屋に入っただけで、目がうるうるしてきます。

てか、むしろ泣きそう。

帰宅しただけなのに泣きそう ( ← 笑 )。



ところで。

わたしの部屋の窓からはけっこう色々なものが見えます。

遠くに見える景色は、どれも美しく映るものですね。



   『 人とのつながりも、あるいはそうですか。』

    ( ぱーどん?)

    ( あなた、今だれに話しかけているのですか?)

   『 ・ ・ ・ ・ ・ 。 』



冬は誰かに優しくしてあげたくなります。

それはきっと。

とおい。

遥か、とおいむかし。

誰かに優しくされたかったからなのでしょう。

2009/11/27 (金) 爪の先まで、髪の芯まで。

「 そうだ、村上さんに聞いてみよう 」


この本。
世間のありとあらゆる「 疑問 」に村上春樹さんが答える、という内容です。
もともとはネット上でのやり取りを書籍化したものです。

笑えるものもそうでないものも、
参考になるものもぜんぜんならないものも、
いろいろあって面白いです。

わたしはこれ、今でもたまにお風呂で読んでいます。
半身浴のおともだちです^^
でも本を濡らすことには抵抗があるので、注意しながら読んでいます。

その本に、こんなことが書いてありました。



≪大疑問 NO.153≫

質問です。好きな彼女がいまして、幾月かが過ぎました。どうにかうまい具合に一緒にべッドに横になりました。それでいろいろ話してたら、彼女がいきなり、「私のどこが好きなの?好きなところ100言って」と。こういう場合どう対処すればいいのでしょうか。僕は正直に「よくわからない」と答えたのですが、はたと困ってしまいました。若い女の子ならまだわからないでもないのですが、彼女はもう若くはありません。映画や小説などのスマートで気の利いた会話はナンなんだろうと、時に思います。それでは、失礼します。



≪村上春樹さんの回答≫

こんにちは。はっきり申し上げまして、あなたには女性というものがぜんぜんわかっていません。相手の女性が 「私のどこが好きなのか100言ってみて」 と言うのなら、「そんな甘いこと言ってるトシじゃないだろうが」 と思っても、「よしきた!」 と101並べるのが男です ( 少なくとも、僕ならそうします )。女性はいくつになっても女性であって、トシなんか関係ありません。勉強してください。ほんとですよ。

( 「 そうだ、村上さんに聞いてみよう 」より )



わたしにはきっと、彼女のような質問はできません。

でもこの回答は好きです。
それからこんな答えをくれる男のひとも^^

爪の先まで。
髪の芯まで。

びっしり女でいたい夜があります。
たぶん、みんなもそうでしょう?

いくつになっても。
びっしり女でいたい気持ちをちゃんとおぼえていたいです。

2009/11/22 (日) エンジェルアイズ〜 THIS IS IT 〜

まるで夢をみるように。
やさしい音色で彼が語りかける。


  「 ありがとう 」
  「 あいしてる 」


いいの。
もっと注文をつけてちょうだい。

この魔法にかからないでいるなんて。
わたしたちにはできない。
あなただってそうでしょう?

みんなの顔がそう言っていた。
愛があふれるあの場所で。



もっと。
魔法にかけて。
罠にはめて。

もっと。
このまま。
夢をみていたい。

こんなに愛されていた。
マイケルは夢みる瞳の天使。

2009/11/14 (土) 雨の夜は酒場でシャバダ。

カクテルをいちばんよく飲んでいたのは、
実は20代のはじめ頃です。

お酒の味もよくわからないくせに( 今もだったりして )、
ずいぶんと背伸びをしたものです。
…お恥ずかしい^^

最初は誰かに連れて行かれたお店だったのに、
すぐにひとりで通うようになりました。
今思い返しても居心地のよい、安全なお店でした。



たくさんの人に出会いました。

出張のときはいつも寄るという、遠い町の人。
朝が早いからといつも早く帰る、気前のいいおじさん。
もの凄い美人の、元お兄さんだったお姉さん。

マスターはとても素敵な方で、
わたしのような漆黒斎子供を相手に、
お酒の名前を丁寧に教えてくれました。



みんな、お店の中だけの知り合いでした。
だからわたしがそのお店に通うのをやめたとき、
彼らはまたわたしの知らない世界の住人になりました。

子供にやさしい孤独な人たちは。
記憶の残し方もうまかったのかもしれません。



最近では。
お酒を飲むのは美味しい食べ物のある場所ばかりです。
それはそれでとても楽しいです。



でも。
ときどき思い出すことがあります。

木製の重い扉の向こうがわのことを。
あの頃のみんなのことを。

もういちど戻るつもりはないんだけれど。
あの頃の自分のことを。

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