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■2010/02/06 (土)
飛行機雲が見える。 |
節分の日。
思うところがあって、大好きな神社にお参りをしてきた。
青い空。
冷たい空気。
あかるい気配。
参道に入ってすぐ。
気持ちが軽くなるのがわかった。
『 ああ、よかった。』
『 今日はやっぱりお参り日和だった。』
と、感じた。
大きな樹をあおぎ見る。
そしてその樹に触れてみる。
乾いたような湿ったような、その不思議なぬくもり。
冬の晴れ日の見本のような午後だった。
青空にまっしろな飛行機雲が見える。
おみくじの「 大吉 」 に泣きそうになった。
あかるいほうを向いて立っていたい。
いつも、どんなときも。
こどもの頃。
仲良しの子は、どういうわけかみんな転校していくのでした。
長くは関わらない。
そういう相手を無意識にえらんでいたのでしょうか。
・・・こどものくせに(笑)。
熱い友情だとか愛情だとか。
たまに 「 おお! 」 と感動することはあっても。
自身がその渦中にいたいとは思えなくて。
いつか呼吸が苦しくなりそうで。
焚き火には。
ちょっとのあいだだけあたっていたい。
だけど。
焼いもができたら呼んでほしい。
女って・・・業が深い、と思ふ^^
新年早々、焼いものお話でしたが。
あけましておめでとう^^
天の川がながれてゐる
ひかりがうすく うかんでゐる
こころは うたれ
とほくひとみをひらく
( 天の川 / 八木重吉 )
夏の少し前。
山陰へ旅をしました。
山あいの温泉宿。
夜が来て。
すぐそばの川べりに、ホタルを見にいきました。
今までに見た、どのホタルよりも空高く飛んでいました。
無数に。
消えては浮かぶ、不思議な飛びかたで。
暗闇の中、ずっと。
それがホタルなのか、夜空に浮かぶ星なのか。
区別ができなくなるまで見ていました。
冬が深くなると、ふと夏を想う。
聖なる夜が明けて。
きっとまた誰かが生まれ変わった。
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■2009/12/19 (土)
きれいな嘘が星になる。 |
嘘つくひとはだいきらい。
って、いうひと。
わりとよくいるけど。
ほんとう?
ほんとうの、ほんとうの、ほんとうに?
あなたは、一度もないの?
嘘をついたこと。
わたしはあるよ。
なんども、なんども。
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ひとを一人 だますたびに
空に星が ひとつずつ増えると
女に 教えた男は
船出して行って
そのまま
帰って来なかった
『 星を数え飽きたら / 寺山修司 』
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嘘をついたこと。
あなたは、一度もないの?
だとしたら。
あなたって、ずいぶん幸福なひとね。
どんかんでまっすぐな心のままで。
今までやってこられたんだもの。
嘘ついてあげなくちゃこまる人に。
今まで出会わずにすんだんだもの。
ねえ。
今夜の星もきれい。
雨でした。
ほんでわたしは。
午後遅くなってから村上春樹さんが訳したレイモンド・チャンドラーを読んでいました。
寒い雨の午後には。
疲れた心とからだには。
『 (カナディアン)ベーコンとスクランブルエッグと トーストとコーヒー 』
なぜかこのメニューにぐっとくるわたし。
これって実は小説の中にでてくるメニューなんですけど。
あたたかくて乾いた大きな手が作る、
『 ベーコンとスクランブルエッグとトーストとコーヒー 』には、
なんか特別なチカラがある気がするんです。
なんかうまく言えないんだけど。
治癒力のようなもの。
勇気のようなもの。
心やからだが疲れてるなーと思うとき。
こんなのをキッチンでささっと作ってくれるひとがいたら。
( わたしなんでもするわー )と、一応は思ってみるのでした。
戻らなくちゃ。
いざ、ハードボイルドの世界へ。
満月の夜のこと。
部屋のあかりを消しても、まだほんの少し明るくて。
いろんなものの輪郭がうす青くて。
きれいな夜でした。
帰り道。
ずーっとお月さまに見られている気がしました。
その夜のお月さまのひかりはやさしい感じがして。
だからずーっと心の中で話しかけていました。
それからエントランスのところで手を振って別れました。
「 ま た あ し た 。」
まるで。
小学生のときみたい。
玄関までのおともだち。
玄関を入ってしまえば。
次の朝に会うまで、なぜかすっかり忘れてしまう。
月のひかりは、はかない。
はかないものは、美しい。
けれども。
美しいものは、ほんとうは強い。
美しくなりたい。
昨夜は帰りが遅くなりました。
たまにはまじめに働いたりもするんだぜ^^
イルミネーションあふれる街。
に、しても。
冬の夜道は冷え性の女には相当こたえます。
ついつい身体のあちこちに力が入っちゃうから、
家に辿りつくと、ホントにもー脱力するわあ。
温度とか湿度の関係なのかしら。
部屋に入っただけで、目がうるうるしてきます。
てか、むしろ泣きそう。
帰宅しただけなのに泣きそう ( ← 笑 )。
ところで。
わたしの部屋の窓からはけっこう色々なものが見えます。
遠くに見える景色は、どれも美しく映るものですね。
『 人とのつながりも、あるいはそうですか。』
( ぱーどん?)
( あなた、今だれに話しかけているのですか?)
『 ・ ・ ・ ・ ・ 。 』
冬は誰かに優しくしてあげたくなります。
それはきっと。
とおい。
遥か、とおいむかし。
誰かに優しくされたかったからなのでしょう。
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■2009/11/27 (金)
爪の先まで、髪の芯まで。 |
「 そうだ、村上さんに聞いてみよう 」
この本。
世間のありとあらゆる「 疑問 」に村上春樹さんが答える、という内容です。
もともとはネット上でのやり取りを書籍化したものです。
笑えるものもそうでないものも、
参考になるものもぜんぜんならないものも、
いろいろあって面白いです。
わたしはこれ、今でもたまにお風呂で読んでいます。
半身浴のおともだちです^^
でも本を濡らすことには抵抗があるので、注意しながら読んでいます。
その本に、こんなことが書いてありました。
≪大疑問 NO.153≫
質問です。好きな彼女がいまして、幾月かが過ぎました。どうにかうまい具合に一緒にべッドに横になりました。それでいろいろ話してたら、彼女がいきなり、「私のどこが好きなの?好きなところ100言って」と。こういう場合どう対処すればいいのでしょうか。僕は正直に「よくわからない」と答えたのですが、はたと困ってしまいました。若い女の子ならまだわからないでもないのですが、彼女はもう若くはありません。映画や小説などのスマートで気の利いた会話はナンなんだろうと、時に思います。それでは、失礼します。
≪村上春樹さんの回答≫
こんにちは。はっきり申し上げまして、あなたには女性というものがぜんぜんわかっていません。相手の女性が 「私のどこが好きなのか100言ってみて」 と言うのなら、「そんな甘いこと言ってるトシじゃないだろうが」 と思っても、「よしきた!」 と101並べるのが男です ( 少なくとも、僕ならそうします )。女性はいくつになっても女性であって、トシなんか関係ありません。勉強してください。ほんとですよ。
( 「 そうだ、村上さんに聞いてみよう 」より )
わたしにはきっと、彼女のような質問はできません。
でもこの回答は好きです。
それからこんな答えをくれる男のひとも^^
爪の先まで。
髪の芯まで。
びっしり女でいたい夜があります。
たぶん、みんなもそうでしょう?
いくつになっても。
びっしり女でいたい気持ちをちゃんとおぼえていたいです。
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■2009/11/22 (日)
エンジェルアイズ〜 THIS IS IT 〜 |
まるで夢をみるように。
やさしい音色で彼が語りかける。
「 ありがとう 」
「 あいしてる 」
いいの。
もっと注文をつけてちょうだい。
この魔法にかからないでいるなんて。
わたしたちにはできない。
あなただってそうでしょう?
みんなの顔がそう言っていた。
愛があふれるあの場所で。
もっと。
魔法にかけて。
罠にはめて。
もっと。
このまま。
夢をみていたい。
こんなに愛されていた。
マイケルは夢みる瞳の天使。
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■2009/11/14 (土)
雨の夜は酒場でシャバダ。 |
カクテルをいちばんよく飲んでいたのは、
実は20代のはじめ頃です。
お酒の味もよくわからないくせに( 今もだったりして )、
ずいぶんと背伸びをしたものです。
…お恥ずかしい^^
最初は誰かに連れて行かれたお店だったのに、
すぐにひとりで通うようになりました。
今思い返しても居心地のよい、安全なお店でした。
たくさんの人に出会いました。
出張のときはいつも寄るという、遠い町の人。
朝が早いからといつも早く帰る、気前のいいおじさん。
もの凄い美人の、元お兄さんだったお姉さん。
マスターはとても素敵な方で、
わたしのような漆黒斎子供を相手に、
お酒の名前を丁寧に教えてくれました。
みんな、お店の中だけの知り合いでした。
だからわたしがそのお店に通うのをやめたとき、
彼らはまたわたしの知らない世界の住人になりました。
子供にやさしい孤独な人たちは。
記憶の残し方もうまかったのかもしれません。
最近では。
お酒を飲むのは美味しい食べ物のある場所ばかりです。
それはそれでとても楽しいです。
でも。
ときどき思い出すことがあります。
木製の重い扉の向こうがわのことを。
あの頃のみんなのことを。
もういちど戻るつもりはないんだけれど。
あの頃の自分のことを。
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