花の仲卸クロリス日記

花の仲卸としての日常・お奨めの品・思いなど

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さるさる日記

2010/09/02 (木) カラーピーマン

東京は、暑い中にも秋の色が濃くなっています。
町の景色も空も、それは秋のものです。
明日は、やや少ない花の入荷となっています。
引き合いの中心は業務用花材、白系の花材を中心に強い引き合いです。
明日は、どんな競りとなるのでしょうか。

9月に入ったけれど、花の動きはまだ鈍いままです。
仲卸の売り場のやって来る花屋さんも、何か少なく感じます。
花の動きが鈍いために、花屋さんの来場する間隔が長くなっているようです。
残暑が治まるまでは仕方がないのかなと、でも治まるのにはまだ半月以上掛かります。
終わりの見えない、今年の夏です。

この時期を代表する白菊・精の一世、9月がこの白菊の本来の季節です。
しかしこの厳しい猛暑の影響で、一向に品質が良くなりません。
出始めからずっと言われ続けた花がなかなか咲いてこない、茎がぬるむと言う苦情、それがいまだに起こります。
その間ずっと9月になれば良くなると言い続けたのですが、苦情が今も続くのです。
ほかに代わる品種も見当たらず、どうしたら良いのかと考えてしまいます。
厳しすぎる今年の暑さ、産地に於ける厳しさは想像以上のようです。

まだあまり日保ちのしないダリアですが、婚礼用花材として人気があります。
人気のある色合いはその週によって違い、それは不思議と重なるのです。
黒い黒蝶が人気の週もあれば、白いダリアが人気の週もあります。
困るのは、ピンク系です。
暑さのために、その色合いが本来の色合いと違ゥ事がよくあります。
ピンクで仕入れたのに、オレンジ掛かっていたり、色が抜けていたりするのです。
むずかしいダリア、しかし涼しくなれば本来の姿をたのしめます。
その季節までは、あと少しです。

シネンシス系のデルフィニュームの入荷が、なかなか回復しません。
入荷や上場があっても短いものがほとんどで、厳しい荷姿です。
シネンシス系のデルフィニュームも暑さの影響から、日保ちがとても悪くなっています。
在庫をしたら、次の表日にはまず納品できないくらいです。
それでも注文が入った時に無いでは困るので、仕入れて置きます。
頭の痛い、シネンシス系のデルフィニュームです。

明日は紅葉ナナカマドや紅葉木苺そして紫式部など、またカラーピーマンや熱帯スイレンなどが入荷して来ます。
葉物はドラセナ類がひと通り、そのほかセンチュリーネオなども入荷です。
明日は、どれくらいの花屋さんが来場するのでしょうか。

2010/09/01 (水) イブニングスター

東京は、快晴です。
残暑は少しだけ和らぎ、でも蒸し暑い事は変わりません。
花の市場は水曜日とあって、やや少ない花の入荷です。
競りの相場は弱保合い、引き合いのない競りが続いています。
続く今年の猛暑は、産地そして流通そして小売店など、すべてに大きく影響です。

今日から9月、しかし花の動きは8月のままです。
たった1日で花の動きが変わるとは思いませんが、しかし静か過ぎます。
地方の花屋さんと、電話で話していた時の事です。
昨日その花屋さんが、ストックの荷主さんを尋ねたと話します。
そして尋ねた時、荷主さんはやる事がなく寝ていたと話すのです。

本来なら冬場に出荷するストックの種を蒔く時期の筈、しかし猛暑では蒔いた種が死んでしまいます。
怠けているのではなく、したくとも出来ないつらい状況なのです。
種蒔きをしたくとも出来ない状況、荷主さんにとって今年の夏は厳しすぎます
そして心配になったのは冬のストック、猛暑の影響は冬にまで及ぶのでしょうか。
困った事です。

イブニングスターが、入荷しました。
入荷したイブニングスターはやや細身、姿は涼しげです。
とてもたのしみにしていた入荷だったのですが、水曜日を外した方がよかったかなと反省します。
見せたい花屋さんが、誰も来ないのです。
せっかくのイブニングスターもこれではお手上げ、仕方ないなとあきらめます。

シンフォリカルフォスを、仕入れました。
毎年仕入れる、八ヶ岳の荷主さんのシンフォりカルフォスです。
この荷主さんのシンフォりカルフォスは、白い大きな実がいっぱいついています。
手に取るとずっしり重く、それは見事です。
だから、多くの花屋さんが好んで使います。
シンフォりカルフォス、今日のたのしい入荷です。

リューカデンドロンは、実にたくさんの種類があります。
名前を見ても、どんな姿なのか分からないものが多いです。
最近このリューカデンドロンを、よく仕入れます。
名前から想像して、中にはこれは良いと思うものもあり、仕入れて姿を見るまでがとてもたのしみです。
あまり仕入れなかったリューカデンドロンですが、今は少々はまっています。
リューカデンドロンの世界は、とても広くおもしろいです。

2010/08/31 (火) 黄花コスモス

東京は、今日も暑い1日です。
しかし先日までの容赦ない暑さは、姿を消しています。
花の市場は、鉢物中心の火曜日です。
入荷量は少なく、競りは9時過ぎには終了しています。
仲卸の売り場は歩く花屋さんの姿は見えず、閑散としています。
8月最後の営業日は、今まで以上に静かです。

オレンジ色のコスモス、黄花コスモスが入荷しました。
秋の風情がする、たのしいコスモスです。
これから産地が増えてきますが、今は広島県から入荷しています。
店頭の黄花コスモス、少し季節が早かったのでしょうか。
とてもたのしみにしていた黄花コスモスだったのですが、その動きは今ひとつです。
これも、なかなか治まらない猛暑の影響なのでしょうか。
まずは、昨日のたのしい入荷です。

ベアーグラスは、必ず店頭に並ぶ葉物です。
そのベアーグラス、ここ数日入荷の谷となっています。
日本と同じく、ベアーグラスの産地・アメリカが猛暑のために出荷量が減っているそうです。
入荷の谷を見せた輸入の葉物に、少し前のレモンリーフがあります。
そしれ今度はベアーグラス、例年ベアーグラスの仕入れで苦労した記憶がないだけに、猛暑の影響を実感です。
しかし今年は、何か変だなと思います。

マリーゴールドの、バニラを仕入れました。
クリーム色のマリーゴールド、とても洗練された姿です。
マリーゴールドの強烈な印象はなく、とてもしゃれています。
このバニラ、店頭での動きはとても気まぐれです。
あっと言う間になくなる時もあれば、一向になくならない時もあります。
この違いの理由は、いくら考えても分かりません。
気まぐれなバニラ、いま人気の花材です。

いつもならもっとたくさんの上場があるバラの2日前販売、昨日は少ない上場です。
それは婚礼需要が、動き始めてきた事を表しています。。
夏場のバラは、山形県など個人出荷の荷主さんがほとんどです。
1人の荷主さんだけでは足りず、注文品は数人の荷主さんにまたがります。
そんな事も影響しているのでしょうか、上場数は一向に増えてこないのです。
バラの競りは引き合いが弱いけれど、婚礼品種の引き合いはそれとは異なります。
ちょっと不気味な、少ない上場です。

今日で、8月が終わります。
8月旧盆以外は、動きの鈍かった1ヶ月です。
秋彼岸の控える9月に、花屋さんの期待が掛かります。
暑さ寒さも彼岸まで、秋彼岸が過ぎれば残暑は治まるのでしょうか。
今は、それに期待です。

2010/08/30 (月) 水引草

東京は、残暑が少し和らいでいます。
しかし暑い事には変わりなく、いつまでこの残暑が続くのだろうかと言うのが挨拶代わりです。
花の市場は、先週に比べて多い競り上場となっています。
小売りに於ける花の動きは弱く、業務用花材中心の引き合いです。
競りは、9時過ぎに終了しています。
8月はあと明日の火曜日を残すのみ、しかし競り場も仲卸の売り場も、流れる空気はまだ夏休みモードです。
例年になく厳しい、今年の猛暑が影響しているのでしょうか。

紫式部の入荷が、始まりました。
まだ緑の部分が多い紫式部ですが、実はびっしりとついています。
木の素性はよく、これで実が紫色だったらと少々残念な思いです。
先週末に花屋さんから紫式部と言われまだ早いと答えたばかり、そんな意味ではうれしい入荷と言えます。

水引草が、入荷しました。
小さな赤い花をつけた水引草は、毎年夏の終わりになると入荷して来ます。
秋の風情を表現する花材として、長く親しまれている花材です。
この水引草は、8月の半ば頃から入荷があります。
しかしその頃はまだ花の色が赤くなく、水引草の魅力がないのです。
だから水引草は、入荷があってしばらくしてから仕入れます。
水引草、秋の花材がまたひとつ入荷です。

ヒメヒゴダイが、入荷しました。
紫色の花をつけたヒメヒゴダイ、見た目は少々地味な花です。
以前はとても人気のあった花で、シーズンになると何回も仕入れました。
その記憶が今でもあり、ヒメヒゴダイの名前を見ると気になります。
しかしここ数年は年に数回仕入れる程度、地味なヒメヒゴダイを手に取る花屋さんは少なくなっています。
これも時代の流れなのでしょうか、少々残念な思いです。

久しぶりに、紅葉ナナカマドが入荷しました。
紅葉した枝物の入荷はほとんどなく、この時期の紅葉ナナカマドは貴重な存在です。
仕入れるたびに惚れ惚れする、何とも言えぬ美しさを放っています。
見事な紅葉です。

紅葉物と言えば、一般的なのが洞山つつじです。
洞山つつじの紅葉は、夏の暑さが影響すると聞いています。
今年の猛暑は、洞山つつじの紅葉にどう影響するのでしょうか。
仕入れた洞山つつじの赤い葉が、すぐにパラパラと散る年もあります。
今年の出来が、気になるところです。

今年は、なかなかエンジンが掛からない花の動きです。
暑過ぎて、消費者は花どころではないのでしょうか。
8月は残すところあと1日、そろそろエンジンが掛かっても良い頃です。

2010/08/29 (日) ハロウィン

東京は、今日も厳しい残暑です。
過ぎ行く夏を惜しむかのように、蝉が盛んに鳴いています。
明日は8月最後の表日、花の入荷はやや多めです。
花の引き合いは品目によりまちまちで、業務用花材中心の引き合いとなっています。

8月は、あと2日です。
猛暑続きの1ヶ月、秋の気配がしてきたとは言へ、まだ暑い毎日が続きます。
この猛暑の影響で花の成長が止まり、だから入荷量は少なく、仕入れた花の痛みが早く、そして花の動きは今ひとつです。
われわれにとっては良い事のなかった猛暑続きの8月、夏の終わりはさみしいけれども、ホッとします。

まだ入荷量の少ない荷主さんもいますが、カトレアの入荷はほぼ平常に戻っています。
必要な輪数が揃うのかどうか心配をし続けた毎日から開放され、それはうれしい思いです。
160本入りの白菊ひと箱と10輪入りのカトレアひと箱がほぼ同じ仕入れ価格、何とも言えない思いがします。
花屋さんの仕入れの負担は日常に戻り、仕入れの負担からも開放され、あとは少ない中でも出荷をしてくれた荷主さんのためにもある程度の相場を維持する事が大切です。
少ないから高値そして多いから安値、この繰り返しはお互いに良い事はない、そう考えます。

ハロウィン用の、輸入ミニ・パンプキンの案内がやって来ました。
毎年それなりに力を入れて、ハロウィン用のカボチャを扱います。
以前ハロウィン用のカボチャと言えば、輸入物オンリーだったのです。
しかし今は北海道からいろいろな種類の、輸入物に引けをとらないカボチャが入荷しています。
ともにたのしく、花屋さんに人気です。

ハロウィンはたのしいイメージがあるけれど、花屋さんの商いとして考えると今ひとつです。
いろいろなハロウィン用グッズが人気を集め、しかし生のカボチャや切花によるハロウィン用のデコレーションはあまり行われていないと聞きます。
イメージばかりが先行するハロウィン、日本本来の行事ではないからでしょうか。

店頭に於けるハロウィン用のカボチャの販売は、それはたのしい店頭です。
いろいろなカボチャを店頭に並べ、八百屋さんの親父になった気分になります。
今年はどんなカボチャを扱おうかなと、今たのしい思案中です。

残暑の中にも、空気は秋の色が増しています。
春と秋は、1年の中でいちばん気持ちの良い季節です。
空気は澄んで、自然と心が弾みます。
その季節はもうすぐ、今から待ち遠しい思いです。

2010/08/28 (土) 山野草

東京は、今日も厳しい残暑です。
日差しに夏とは違う秋の色を感じますが、車の窓を開けると車内に熱風が入ってきます。
花の市場は、鉢物中心の土曜日です。
入荷量は少なく、9時過ぎには競りが終了しています。
仲卸の売り場は時折花屋さんがやって来る程度、とても静かです。
花の市場は、静かな時が流れます。

入荷量の少ないカーネーション、厳しい残暑の影響で品質が落ちています。
そしてそれは、スタンダードそしてスプレーともに同じです。
カーネーションは、業務用花材として日常使われています。
品種で仕入れたら本来の色ではなかった、花びらの巻きが少なく日保ちがしなかった、そのような事はいま日常です。
そしてそれは今年の厳しい天候のせいで仕方のない事、納品に支障をきたさないために徹底した検品が必要になります。
それが、不安定な品質になった品目を扱う時の鉄則です。

厳しい残暑の影響はカーネーションだけでなく、いろいろな品目に出ています。
カーネーションと同じく業務用花材として使われるアルストロメリア、アルストロメリアもまた品質が不安定です。
同じ産地の同じ品種を納品して、良かったと言う花屋さんとすぐだめになったと言う花屋さんがいます。
産地が同じでも、花屋さんの反応があまりに両極端なのです。
出来る事は仕入れた花の検品しかないない、そう考えます。
今年の猛暑、花にはちょっと厳し過ぎるようです。

北海道からの山野草が、入荷しました。
入荷したのは、サラシナショウマや蝦夷松虫草、蝦夷トリカブトに舞鶴草の実そして沢桔梗などです。
野で育った草花は体が細身、どの草花からも野の香りがいっぱいしてきます。
同じトリカブトでも茎は曲がり、それがまた風情にあふれているのです。
箱を開けた瞬間、箱から出てくる空気に野の香りがしてきます。
野の草花はいいなと、何ともうれしい瞬間です。
昨日はちょうど草花好きの花屋さんが来店し、それもまたうれしく思います。
次回の入荷が、たのしみです。

それにしても昨日のカトレアの競りは、来る日が来たなと言った感じです。
不安定な相場の続くカトレアに、また受難の季節がやって来ます。
もてはやされたのはたったの数週間余り、つくづく厳しい品目だと実感です。
高値の時より日常の大切さ、カトレアの相場が天から地に落ちる時にいつも思います。
出口の見えない長いトンネルに入ったカトレアの相場、光が見えるのはいつでしょうか。

2010/08/27 (金) 天から地

東京は、今日も厳しい残暑です。
しかし朝晩は、早くも秋の気配がしてきます。
花の市場は、少ない花の上場です。
競りの引き合いは全般弱く、上場数からすると時間が掛かっています。
8月は残す表日があと1日、しかし花屋さんの動きはまだまだ全開でないようです。

少ない入荷の超高値、このところのカトレアです。
しかし今日は、状況が一変します。
それもいきなり潤沢な入荷、いつかこんな日が来ると思っていたのですが、その日が今日だったようです。
まだ秀2Lクラスの入荷は少なく下位等級中心の荷姿ですが、それにしても唐突な入荷と言えます。
競りの相場は日常へ戻り、そしてそれはどの市場に於いても同じだったようです。
カトレアは実にむずかしい品目、たった1日でその相場は天から地へと下げています。
荷主さんの苦労の一端が、分かるようなここ数日のカトレアです。

昨日までは各市場からバンバンと注文の電話が入り、でも今日を境にカトレアの注文の電話はパッタリです。
荷主さんにとっては、どんな思いなのでしょうか。
カトレアのない時に荷主さんに電話をしたがらなかったカトレア担当のO君、彼の気持ちが少し分かるような気がします。
これでカトレアの競りは元通り、また出口の見えない長いトンネルに入ったようです。

スターチースの入荷が、少ないです。
8月旧盆が終わってから、各色2Lクラスの入荷が少なくなっています。
特にピンク系や黄色系が少ない入荷、とても厳しい荷姿です。
スターチースは花束加工用だけでなく、業務用花材として盛んに使われています。
業務需要が必要とするスターチースは長さが必要、好んで使うのは2Lクラスです。
これから秋彼岸に掛けて2Lクラスの発生率はますます低くなるとの話、業務需要にとってはあまり聞きたくない今後の作況と言えます。
 
栗の実が、入荷しました。
まだ少し季節が早いかなと思ったのですが、毎年の事で仕入れます。
丸々と太った栗の実は鮮やかな緑色、とてもきれいな姿です。
しかし栗の実の季節感と今日の陽気はちょっとちぐはぐ、そんな事で動きの方は今ひとつだったと言えます。
でもそれは、良いのです。
今日、ハロウィン用のパンプキンの案内がやって来ました。
そのパンプキンが並ぶ頃、栗の実は人気を集めます。
その季節まではもう少し、もう少しです。

2010/08/26 (木) ブラック・エース

東京は、今日も厳しい残暑です。
しかし陽射しは秋のもの、どこからともなく秋の気配を感じます。
明日は、やや多い入荷です。
引き合いは弱く、競り上場は多くなります。
明日は、どんな競りとなるのでしょうか。

猛暑の影響でしょうか、いろいろな花の入荷が不安定です。
今はまだ8月、需要はあまり強くありません。
しかし需要期の9月そして10月、その頃が心配です。
シネンシス系のデルフィニュームは少ないし、ブプレリュームも少ないし、需要期でない今でさえ厳しい仕入れが続きます。
とても気になる、秋の荷姿です。

仕入れたグラジオラスが、翌日に満開です。
まだ残暑が厳しく、でも真夏の頃より早い気がします。
これは、産地の違いから来るのでしょうか。
真夏の時は1回前に仕入れをして、そしてそれを水揚げをして色を出し、それから納品していたのです。
不思議なグラジオラスの開花、そう言えます。

コスモスの入荷が、増えてきました。
ベルサイユらピコティーなど、今はピンク系が中心です。
少し前まで入荷のあった黄花コスモスはひと休み、少ししたらまた入荷して来ます。
コスモスは季節の花、小売用花材以外にも業務用花材として使われているようです。
コスモスの魅了は花の咲いた姿、つぼみのものはあまり好まれません。
季節は秋、コスモスの入荷を見て思います。

黒い唐辛子・ブラックエースが入荷しました。
まさに唐辛子の黒、これから秋そしてクリスマスの頃まで人気の花材です。
黒い唐辛子にはブラックエースのほかに、ブラックフィンガーと言う名前のものがあります。
名前のごとく手の形をした黒い唐辛子、ともにたのしい花材です。
秋は実物の季節、たのしい入荷が少しづつ始まりました。

カラス瓜が、入荷です。
その実はまだ青く、わずかに赤くなっています。
これから秋に掛けて、季節の実物として人気です。
まだ小学生の頃、裏山でカラス瓜を取った事を覚えています。
それはいつも運動会の前の日、カラス瓜の実を足に塗ると足が早くなると信じていたからです。
それを、誰に聞いたのかは覚えていません。
しかしカラス瓜の効果もあまりなく、ぬるぬるした足を水道で洗った事を覚えています。
そんな記憶からでしょうか、今になっても不思議と気になる花材のひとつです。

カトレアが、いきなり多い入荷です。
しかし多いのは下位等級、そして多くが競りに掛かります。
あれほど騒いだカトレアですが、また同じ事を繰り返しそうです。

2010/08/25 (水) 地球温暖化

東京は、今日も厳しい残暑です。
しかしこの残暑に、真夏の暑さとは違う秋の気配を感じます。
花の市場は、少ない花の上場です。
しかし競りの相場は弱含み、特にトルコ桔梗が弱保ち合いとなっています。
仲卸の売り場は、少ない花屋さんの来店です。
花屋さんの動きは、まだ本格的でないように見えます。
今週から賑わいを見せるかと思ったのですが、賑わいを見せるのは9月に入ってからでしょうか。

長野の、沓掛君の話です。
今まで南でしか見なかった害虫が、沓掛君の農場にいると話します。
長野県では新しい害虫で、その対処に困っているそうです。
これは地球温暖化によって害虫の分布地図が変わってきた、その表れと心配しています。
果物や野菜など地域の特産品に変化が出てきたと、それと同じように害虫にも変化が出てきたようです。
みかんの産地が四国ではなくなる、リンゴの産地が青森でなくなる、これからの農業は大変だなと想像します。
そしてそれは、花の産地にも影響が出てくると言う事なのでしょうか。
東北地方や北海道がバラの主要な産地になったり、菊の産地が北上したり、でもそうなる可能性が非常に高いだけに、人間の自業自得とは言え迷惑な地球温暖化です。

気軽に受けた注文に、おっとと思う事はよくあります。
花屋さんから鉄線がほしい、そんな電話を受けたのです。
ほかにもいくつかの花材があったのですが、鉄線だけは迂闊でした。
最近鉄線の入荷はなく、注文しても短い品しかなかったのです。
急遽他市場で手配をしましたが、大いに反省をします。

花が入手できるのかどうか、それは経験と勘でほぼ分かります。
日々入荷を見ているし、仕入れる事への自信はあるのです。
ただどれくらいの労力が必要になるのかと言うと、それはその年その年によって違います。
おっとと思うのは、想像した労力以上を使わなければならない事へです。
受けた注文はほぼ100%、それがモットーそして理想と言えます。

久しぶりに、バラのアブラカダブラを仕入れました。
濃い赤に黄色の斑が入った、大変個性的なバラです。
アブラカダブラ指定の注文はまずなく、店頭に並べてよく動くと言うのではありませんが、個人的にとても気に入っています。
包み込むようなやさしさがある訳ではなく、でもいちど見たら忘れない、そんな個性の持ち主です。
久し振りのアブラカダブラ、私にとって今日のうれしい入荷のひとつと言えます。

2010/08/24 (火) ミシマサイコ

東京は、今日も厳しい残暑です。
しかし秋の足音が、かすかに聞こえてきます。
猛暑続きの今年の夏、この暑さもあと少しです。
花の市場は鉢物中心の火曜日、入荷量は少なく、今日も早い競り終了となっています。
仲卸の売り場はいつも通り、嫌になるほどの静けさです。
今日は、静かに裏日の時が流れています。

ピンク色のシンビジューム、そんなリクエストです。
しかし入荷のほとんどはいろいろな色の入ったミックス箱、ピンク色の淡色はわずかしかありません。
ミックス箱は、よく仕入れます。
しかしピンク色を探して、ピンク色の少ない事に気がついたのです。
これは盲点で、ほかの品目でも時々あります。
必要でないもの以外には目が向かない、気をつけなくてはならない事です。

ミシマサイコの入荷が、始まりました。
入荷が始まると、どの市場に於いてもいっせいに入荷です。
ミシマサイコは、草花好きの花屋さんに人気があります。
またフラワーデザイン用としても、よく使われる花材です。
ミシマサイコは小さな、そしてとても地味な花を咲かせます。
玄人好みとでも言うのでしょうか、根強い人気です。
たのしい秋の草花、季節は少しづつ秋へと向かっています。

ブラックベリーが、見事です。
産地は北へと北上して、その色は赤くなっています。
実は丸々と大きく、見応えは十二分です。
近在から入荷していた時よりも見事なブラックベリー、産地による違いはどこから来るのでしょうか。
見事なブラックべリー、今が最後の使い時です。

復活してきた婚礼需要、まずは白いダリアに引き合いが集中です。
昨日の午後、水曜日分にと白いダリアを注文します。
ところが返ってきた返事は不可、金曜日も不可との返事です。
今年の猛暑で、ダリアは品質が不安定になっています。
その上白いダリアはほかの色に比べて痛みが目立ちやすく、なおさら少ない出荷量です。
でも婚礼用花材をめぐる強い引き合い、久しぶりの事と言えます。
8月も下旬、これから秋に掛けて本格的な婚礼シーズンがスタートです。

花の市場は、秋彼岸へ向けて動き始めました。
いろいろな秋彼岸用の花材の価格が出てきて、昨日でほぼ出揃っています。
7月新盆そして8月旧盆と、いつもは高いと感じる予約花材の価格が、とても安く感じたものです。
だからやって来る秋彼岸は、この予約花材へ目を向ける花屋さんが多いのではと考えます。
花屋さんの選択は、どうなのでしょうか。

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