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そうそう、おかやんがプジ子にあげてる食事(ガソリン。シェルのV-power)は今、リッター2.145フランとなっており、ワタクシが知る限り、最高値でありますけろ。
あたしぷじこ。いよいよあとすうじつできゅうまんきろがたっせいされるよてい。そしてそれがあたしとぼるお、そしておとやんさん、おかやんさん、ぼっちゃまとのわかれのあいず。・・・ちがうちがう。「あ・い・し・て・る」のさいん、じゃないのよ。わたしどりーむずかむとぅるーのみわちゃんがうたうまいのはみとめるけど、あの「みらいよそうず」のかしはしょうじきにがてだわ。それにぶれーきらんぷをそんなふうにつかうのは、どうろこうつうほうじょうどうかともおもうし。どうせならぶれーきらんぷさんかいてんめつで「た・わ・け!」とか、「ど・あ・ほ!」とかそおゆうつかいかたのほうがじつようてきだとおもうし、じっさい、しようひんどもたかいとおもうわ。さんかいめをこころもちみじかめにするのが「!」をひょうげんするときのこつかな。それじゃあとわずかだけど、もうしばらくよろしくね。
ぼるお 「だきしめーると〜 いつも〜きみは〜」
ぼるお 「あらった〜かみの〜 においがした〜♪」
ぷじこ 「きゅうはんどるきるーと〜 いつも〜きみは〜」
ぷじこ 「なんにちもあらってないかみの〜 においがした〜♪」
ぼるお 「おいおいなんだよ。ぶちこわしじゃないかよ」
ぷじこ 「だってほんとうなのよ。
あたしのはんどるをきゅうげきにまわすと
なんともいえないあぶらのにおいがするんだって。
おかやんさん、そういうときいつも
『ん? なにこのにおい?
わたしさいごにあたまあらったのっていつだったっけ?』
っておもうんだって」
ぼるお 「おまえそういうのいやじゃなくね?」
ぷじこ 「なくね?」
ぼるお 「だからー、そういうふけつなたとえされるの
いやじゃなくね?」
ぷじこ 「なくね?」
ぼるお 「だからー」
二人の会話、このまま続く模様ですけろ。
ぷじこ 「あたしついにとつぎさきがきまったわ」
ぼるお 「ほんとか?」
ぷじこ 「このあいだのがれーじせーるのときにこのいえにきて
わたしをひとめみてきにいってくれたかたがいて」
ぼるお 「よかったな」
ぷじこ 「こんどはぽっちゃりさんなのよ」
ぼるお 「おまえ、そういうこというのよせよ」
ぷじこ 「そうだったわね。きをつけなきゃ」
ぼるお 「おれたち、ほんとうにべつべつのいえにもらわれていくんだな」
ぷじこ 「そうね」
ぼるお 「でもおなじじゅねーぶにいるんだから、
どこかですれちがうこともあるかもしれないし」
ぷじこ 「あたしをうんてんするぽっちゃりさんと
ぼるおをうんてんするぽっちゃりさんとが
あいびきすることもあるかもしれないし」
ぼるお 「おまえ、そういうこというのほんとうにもうよせよ。
つぎのおーなーさんはおかやんさんみたいに
ひにくをきかせるきゃらくたーじゃないとおもうぞ。
ねっからのいいひとみたいだから
おまえもこころをいれかえないとな」
ぷじこ 「がそりんをいれかえる?」
ぼるお 「そんなこといってねーだろ!
それにがそりんさいたかねのこんにち、
がそりんいれかえなんてもったいないことありえないだろーが!」
そうなんだケロ、今、V-powerというハイオクがリッター2.115フラン。こちらに来たときから倍近くになってる気がするけろです。ホントに。
あ、それとワタクシにも帰朝発令がありましたけろです。ホントに帰るんだなあ。ワタクシの後任、よりによって弟だけろに。
プジこ「はー」
ボルお「どうしたんだよ」
プジこ「アンタとも、もうすこしでおわかれだなっておもって」
ボルお「そうだな。あとさんかげつくらいかな」
プジこ「おたがい、だれのところにうられていくか
まだわかんないもんね」
ボルお「そうだよな。おまえ、ひょっとしてさびしいのか?」
プジこ「そりゃさびしいわよ」
ボルお「オレもそうだよ。おとやんさんともおわかれだし。
あんなにオレをかわいがってくれたおとやんさんだけにさあ。
いつもオレをキレイにしてくれて」
プジこ「それはあんたをいちフランでもたかくうるためだけどね」
ボルお「くっ」
プジこ「そういや、わたしもおかやんさんとえんがきれるのね」
ボルお「きれるよな」
プジこ「いまになっておもうと、あのひと、わるいひとじゃなかったわ」
ボルお「オレもそうおもうよ。
おまえをぶつけたりこすったりしたときも、
かのじょ、わるぎはまったくなかったとおもうし」
プジこ「でも、せんしゅう、ぶっつけられたときに
あいてのおっさんにどなられるだけだったおかやんさんは
ちょっとふがいなかったわ」
ボルお「そうか?
でもブゼンとしておじさんをむししてたおかやんのたいどは
あるいみ、
どなりかえすよりもこうかてきだったかもしれないと
おもうけどな」
プジこ「つぎのオーナーにもらわれていっても、げんきでねボルお」
ボルお「おまえもな。ってまだしばらくいっしょにいるんだから
わかれのことばはやめておこうぜ」
プジこ「ちょっとまって。いまふときづいたんだけど、
わたし、つぎのオーナーさんのところで
またオスグルマといっしょになるかもしれないわよね?!」
ボルお「それはありうるな。
ここではにーまるろくを
『おくさんグルマ』
としてつかうかていがおおいしな」
プジこ「・・・・・・」
ボルお「おい。なにかんがえてんだよ。
もしかして
『こいのよかん』
とかがはしっちゃってるんじゃないだろうな」
プジこ「おもいっきりはしったわ。じそくひゃくよんじっきろで!」
ワタクシにも、もうそろそろ帰朝命令が出るはずなんですケロね。
はちまんきろ。そうよ、はちまんきろなのよ。きょう、アタシのそうこうきょりは、ついにはちまんきろをこえたのよ。おもえば、ながかったわ。まえのオーナーさんとは、イタリアこっきょうちかくのアウトレットにいっしょにいったりしてたのしかったわ。でも、オーナーがいまのおかやんさんになってから、コペベルソワプチサコネコルナヴァンあたりをうろうろうろうろ、せいぜいとおでしたところでコワントラントワリーメイランってとこかしら、え? ちめいがぜんぜんわからない? いいのよわからなくて。アタシがわかってればいいのよ。そうそう、なんだかわからないけど、カエルがいむしょうのざいじゅねーぶひんしゅくだいひょうぶでは、このじゅうがつにぱれくすぽで「せかいひんしゅくはくらんかい」をひらくらしいわ。だから「ひんだい」(←ひんしゅくだいひょうぶのりゃくね)さんのみなさんは、さぎょうもおおづめでおおいそがしなんだって。なんでもそれが、このにっきがていたいしているげんいんらしいわ。つーか、そういえってじむしょからいわれてるからアタシ。
で、とにかくはちまんきろなのよ。いっしゅうかんでさんびゃっきろくらいはしってるからいっかげつでせんにひゃくきろちょい、はんとしでななせんきろちょい、いちねんでいちまんごせんきろくらいになるとすると、おかやんさんがここにいるあいだに、きゅうまんきろはいきそうね。はー。アタシまだまだはしるのね。きっとはしりつづけるんだわ。らいおんのかんばんせおいながらね(ためいき)。
おれ、ボルおです。もうみんなもしってるかとおもうけど、おれ、ちょっとしたトラブルあってね。ケガした。プジこは「こすりきず」っていうけど、ふだんからキズがたえないプジことちがって、おれはさ、いつだってピカピカなわけさ。だからダメージでかいんだよ。わかるよね。・・・いやなよかんはしてたんだよね。プジこのタイヤがちょうしわるいから、おかやんさんがおれにのるって、そのしらせをきいたときからね。・・・いや、ホンネでいえばさ、おかやんさんにのってもらうの、そりゃイヤだよ、イヤにきまってるじゃない。でもさ、おれにはきょひするけんり、ないらしいのよ。おとやんさんに「そういうことだからよろしく」っていわれたら、おれにはもうなにもいえないよ。だっていままでだっておれのことは、おとやんさんがいっしょうけんめいまもってくれたからさ。おかやんさんのおねやんさんがこんどジュネーブにくるってときも、おかやんさんが「ボルおでむかえにいく」というのを、おとやんさんがひっしでとめてくれたんだよね。「おかやんがコルナバンのちゅうしゃじょうにボルおをとめるのはむりだ」ってせっとくしてね。おかやんさん「えー。わかった」とかいってたけど、ありゃココロのなかでは「だいじょうぶ、とめられるよあたしにだって。だってコルナバンはなんどもプジこをとめてるもん」とかおもっていたにちがいなく、あのひとがどうしてそういうおもいあがったきもちをもてるのかおれはふしぎでしかたないけど、でもそのおもいあがりはこんどのおれのケガでシュるシュるとしぼんだにちがいなく。そうかんがえるとこんどのことはけがのこうみょうっていうか、あめふってちかたまるっていうか、とにかくコルナバンでのだいさんじはまぬかれたわけなので、むりやりそうやってなっとくするしかないかなっていうけつろんなわけ。じゃまた。
プジこ「こすりきず なんて うっ」
ボルお「?」
プジこ「きに しないわ うっ うっ」
ボルお「プジこ、おまえ、ないてんのか?」
プジこ「ないてなんかいないわ」
ボルお「ないてるだろ、ウィンドウウォッシャーえきが
わきでてるぞ」
プジこ「えっ えっ(おえつ)」
ボルお「あれ、おまえ、またこすってんじゃねえのか」
プジこ「えっ えっ(おえつ)」
ボルお「またおかやんさんか」
プジこ「しかたないわ。
おかやんさんがアタシをよせようとしたところに
うんわるくかだんがあっただけなんだし」
ボルお「あー、よせるときにやったのかー」
プジこ「ああ、あのとき、よせたりさえしなければ!」
ボルお「おまえってつくづくたいへんだよな。
しってたか、このへんのクルマみんなおまえに
どうじょうをよせてるんだぜ」
プジこ「よせないでっ。
いまのアタシに『よせる』はきんくなのよ!」
ボルお「でもさ、いちおうおまえにこういをよせてるオレとしてはさ」
プジこ「だからよせないでよっ!」
ボルお「ぜんこくからもおまえをしんぱいするこえがよせられてるって」
プジこ「よせなくていいのよっ!」
ボルお「オレだってこうしてほほをよせてなぐさめてやりたいわけでさ」
プジこ「よせるなーーー!
しかも、アンタにほほをよせられると
アタシのキズがふえるだけなのよっ!」
そういうわけでプジ子にまたキズが増えたけろよ。合掌。
プジこ 「こすりきず なんて きに しないわ」
ボルお 「?」
プジこ 「けずれた バンパー だって おきにいり」
ボルお 「??」
プジこ 「かそく おいこし だいすき」
プジこ 「ばんそう ついそう だいすき」
プジこ 「わたしは わたしは わたしは プジこ」
プジこ 「は〜」
プジこ 「ひとりぼっちで いると ちょっぴり さびしい」
プジこ 「そんなと〜き こーゆーの ミラーをみつめて」
プジこ 「わらってー わらってー わらって プジこー」
プジこ 「ウィンドウウォッシャーえきなんて さよなら ね」
プジこ 「プジこー プジーこー」
ボルお 「やっとおわったか」
プジこ 「やだボルお、そこにいたの」
ボルお 「なあ、さいごのとこ
『プジプジプジ〜こ〜』のほうがよくないか」
プジこ 「そう?」
ボルお 「そのほうがメロディーにあってるとおもうな」
プジこ 「メロディーはこれからつけるんだけど」
ボルお 「え? だってこのかしならメロディーはもうアレしかないだろ」
プジこ 「なにいってんのよ。アレはまずいでしょうが」
ボルお 「まずいのか?」
プジこ 「だって、まんがかとげんさくしゃがモメにモメて
さいこうさいまでいってるのよあのアニメ。
あんなにちょさくけんにうるさいひとたちのモメごとに
こっちからとびこんでくひつようはないわよ」
ボルお 「でもいまおまえがうたってたうたのかし、
どうかんがえてもとびこんでるぞ。
それもどまんなかに」
プジこ 「あれはあたしのオリジナルよ。
ダレのマネもしてないつもりよ」
まあ「盗作」とまでは言わないけろ、どう見ても「替え歌」だけろね、あの歌の。あ、あとさプジ子、プジ子自身がミラーに自分を映すのは物理的に不可能だけろ。どこかよその車のミラーならわかるがな。
プジこ「あれ?」
ボルお「どうした?」
プジこ「アタシのリアウィンドーのワイパーのぴろぴろが」
ボルお「おお、ゴムがさけてぴろぴろしてたヤツだろ」
プジこ「なおってるのよ! いつのまにか!」
ボルお「それって、プ○ョーのガレージでぶひんこうかんしたときに
いっしょになおしてくれたってことじゃないのか」
プジこ「やだ〜うれしい〜」
ボルお「なんかきがきいてるよな」
プジこ「ワイパーなおしてくれてたなんて、ぜんぜんわからなかった」
ボルお「・・・」
プジこ「ますいがきいてたからね、きっと」
ボルお「おまえ、のうてんきによろこんでばかりいていいのか」
ますいのあいだになにがおこってたかぜんぜんわかんなくて
しんぱいになったりすることはないのかってきいてんの」
プジこ「だって・・・ぶひんこうかんしてワイパーなおしたわけでしょ」
ボルお「わかんないぞ。ほかのところもいじられてるかも」
プジこ「そんなこと」
ボルお「よくあるじゃないか、しゅうかんしとかにもでてるだろ」
プジこ「・・・」
ボルお「よくしらべたほうがいいぞ。よめいりまえのカラダなんだから」
プジこ「そういわれるとかはんしんにいわかんが」
ボルお「それはタイヤこうかんしたからだろ」
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