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いろいろ試してみて、enpitu日記に引っ越すことにしました。
この際なので、タイトルも変えてみました。
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/52253/
というわけで、みなさまのお越しをお待ちしております。
See you later!
「さるさる日記」の最新分本文のあとに、広告が入るようになったのはみなさまお気づきのことと思います。
なんとなく気持ちよくないので(まあタダだから文句もいいにくいけどね)、「かにみそ日記」を別の場所に移すつもり。
ここの過去日記はそのままにしておいて、引っ越し先からリンク貼ります。
というわけで、もう数日お待ちくださいますよう。
二次会で「いーぐる」にどやどやと移動。マイルスの「レイティドX」だの「ライトオフ」だの、ジャコの「スピーク・ライク・ア・チャイルド」だのゲイリー・バートンの『ダスター』だの、なかなかに不穏な選曲をバックに座は一段と入り乱れる。
僕は執筆者の高野雲さん(「cafe montmartre」というサイトを主宰しているアマチュア・ベーシスト)および二次会から乱入してきたヤマノイ(わがバンドのベーシスト。声がでかいジャコ・フリークとして有名)と3人でベースの話をしたり、佐藤太郎さんと真面目な話をしたり、後藤さんとくだらない話をしたり。
で、あるときから記憶がぷっつりと途絶え、気が付いたら川崎市麻生区王禅寺にいたのだが(ウチの近所ね)、中山さんの報告によると、このようなことがあったらしい。↓
http://www.nkym.net/More/dnmemo.cgi
おかしいなあ。もしかしたらある時点で時空が崩壊し、いーぐるは多元宇宙に入り込んだのではないか。
したがって中山さんの文章に出てくる「村井康司」は多元宇宙にいるもうひとりの村井康司であるに違いない。
・・・・・ごめんなさい!
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■2003/11/14 (金)
BUT NOT FOR ME. |
四谷しんみち通りの飲み屋で、「ジャズ”名曲”入門」(後藤雅洋・中山康樹・村井康司監修 宝島社)の打ち上げ。執筆者と編集者、総勢20名ほどが集まった。
この本はジャズ・スタンダードを100曲選んで、それぞれについて「名演」を3つ(大名曲については5つ)挙げて解説する、という趣向のものだ。後藤さんと中山さんに助言をしていただいて僕が100曲選定し、アルバム選びは3人がほぼ均等に担当した。曲そのものについての解説はすべて杉田宏樹さんが執筆、演奏については監修の3人を含めて20人ほどが分担して書いた。
初めてお会いする方々にご挨拶して、ビールやワインを飲みつつ楽しく語らう。僕は隣りに座った阿部等さん(この謎のバリサク男は25年前からのダチだ)に、本を適当に開いて出てきた曲をかたっぱしから歌わせる、という遊びを開発する。
「えーとね、これは?」
「ちゃーらちゃーららーちゃらららー」
「次はこれね」
「ちゃららちゃーらー、ちゃらららー」
「できるなおぬし(笑)。これはどうだ!」
「ちゃーらちゃらちゃーらーらー、ちゃらーちゃらーちゃらーちゃー」
「阿部さん全部ちゃらーだなあ。じゃあこれ!」
「かにみそー。かにみそー。かにみそかにみそー」
というわけで、「ブルー・モンク」だけは歌詞付きで歌ってくれた阿部等なのであった。
しかしそれを横で聴いてて、曲名をどんどん当ててしまった依田潔さんはすごい。なんたって阿部等の鼻歌ですからねえ。
ところで今日の標題の曲、上の「ちゃらー」3連発のうちどれでしょう?
これがわかったら依田さんよりすごいかも。
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■2003/11/13 (木)
ALL THINGS MUST PASS. |
宝島社Tさんにお誘いいただき、日本青年館で行われる映画「コンサート・フォー・ジョージ」のプレミアショーに行く。
これは昨年ロイヤル・アルバート・ホールで開催されたジョージ・ハリスン追悼コンサートの記録映画だ。
ジョージ夫人オリヴィア、エリック・クラプトン、レイ・クーパーなどが舞台挨拶をして本編開始。コンサートの模様を淡々と追いつつ、ミュージシャンたちのコメントが挿入される、というシンプルなつくりがうれしい。
音楽監督はクラプトンで、ほぼ出ずっぱりの大活躍。ギターとヴォーカルのジェフ・リン、ドラムスのジム・ケルトナー、ベースのクラウス・ヴーアマン、ピアノのゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム)、オルガンのビリー・プレストン、パーカッションのレイ・クーパーなどが「ハウスバンド」的に全体を固め、そこにトム・ペティ&ハートブレイカーズ、ジム・キャパルディ、リンゴ、ポールなどが参加する、というかたちだ。あ、そうそう、ホーンズはジム・ホーンにトム・スコットでした。
そして、ほぼ全曲で黙々と生ギターを弾いているのは、ジョージの息子ダーニ。若いころのジョージにそっくりの繊細そうな少年だ。
ラビ・シャンカール、モンティ・パイソン(なぜかトム・ハンクスがちょい役で参加してる!)も登場、出てこなかったのはボブ・ディランぐらい(スケジュールが合わなかったのかな?)、てな感じだ。
ハイライトは、ポールがピアノとコーラス、リンゴがドラムス、そしてクラプトンがヴォーカルとギターという、かぎりなくオリジナルに近いメンツでの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」。ポールがリード・ヴォーカルをとった「オール・シングス・マスト・パス」も感動的だった。
ところで同じ列の2つほど左に、金髪の長髪で、なんというか実に「こわい」オーラを発散する男性がいたのだが、ちらっと顔をのぞき見たら内田裕也さまでありました。かっこいいなあ、不良老年(笑)。
宝島社Tさんから、明日発売の「ジャズ『名曲』入門」と、15日発売の「入門! レット・イット・ビー・ネイキッド」をいただく。どっちもけっこう大変な仕事だったけど、いい本になってうれしいな。
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■2003/11/06 (木)
CHELSEA BRIDGE. |
六本木スイートベイジル139に、菊地成孔クインテット、川嶋哲郎グループのダブルビル・ライヴを聴きに行く。
隣りに座っていた中年男性が連れの人に「『スペインの宇宙食』買ったよ」とおっしゃっていたので、思わず手を握りそうになってあわててこらえる。しかもその方はアンケートを声出しながら書かれていて、「うーん、愛読している雑誌かあ。やっぱりスイングジャーナルだな!」とおっしゃったので、土下座しそうになって思いとどまる。
菊地クインテットは、菊地(ts)、坪口昌泰(p)、菊地秀晃(b)、芳垣安洋(ds)、そしてライブダブのZAKというメンバー。曲は「OVER THE RAINBOW」「PINOCCHIO」「CHELSEA BRIDGE」など6曲(だったかな?)。ストレイホーンの曲をもう1曲やったのだが、曲名が出てこない。
上に挙げた3曲で、菊地成孔はテーマのみを丁寧に丁寧に、まるで空間に旋律を刻み込むようにして吹いた。控えめなダブによって深いディレイをかけられたその音は恐ろしく美しく、彼が「ジャズ」に求めているものが何か、はっきりわかったような気がしたのだった。
ドラムスにオラシオ・エルネグロ・エルナンデスとロビー・アミンが参加した川嶋バンドの音は、それとは対照的なおおらかなもの。ラテン的ポリリズムを基調にしたモーダル・ジャズ、というか、ちょっと70年代マッコイ・タイナーみたいな感じだ。ドラムス二人のグルーヴ感がすばらしく、川嶋のサックスも曲を追うごとに調子が上がってゆく。
アンコールはテナー一本によるバラード。ロリンズみたいな骨太なトーンとフレイズが非常に気持ちよかった。メロディが出てこないので気づかなかったけど、これ、「見上げてごらん夜の星を」だったんだって!
ちなみに菊地バンドがアンコールで演奏した「チェルシー・ブリッジ」(ビリー・ストレイホーン)は、わが最愛のスタンダード曲。11月14日に出る「JAZZ『名曲』入門」(別冊宝島)に載る鼎談(後藤雅洋・中山康樹・村井)で、この曲のことをいろいろしゃべっております。
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■2003/11/05 (水)
PRIVATE ASTRONOMY. |
新宿タワーレコードでコドナさんと待ち合わせて、恒例のCD購入会。
本日のお買い物は、
『PORTAIT OF JACO/JACO PASTORIUS』
通販サイトのみで販売していた、ジャコの16歳から27歳までの貴重な音源を集めた2枚組。若いころからの友人たち、メセニー、ザヴィヌル、ハンコック、そしてジャコの娘メアリーと妻だったトレイシーの回想などがぎっしり入っているブックレットがすごい。ショップでの販売分には日本語訳のパンフレットが付属。
『PRIVATE ASTORONMY -A VISION OF THE MUSIC OF BIX BEIDERBECKE/GEOFF MULDAUR'S FUTURISTIC ENSEMBLE』
驚愕の一枚! ジェフ・マルダー(マリアの前夫ね)がアレンジと指揮、そして3曲でヴォーカルを担当するビックス・バイダーベック曲集だ。ライ・クーダー『ジャズ』を意識しているところもあるのだろうけど、こちらの方がゆるくてほのぼの系、です。ものすごく気に入ってます。
『DIAMOND JUBILATION/THE DIXIE HUMMINGBIRDS』
ポール・サイモンとの共演などで有名なゴスペル・グループの、結成75周年(!)記念盤。伴奏陣に、ガース・ハドスン、レヴォン・ヘルム、ドクター・ジョンなどが入っていて、土くさいゆったりしたサウンドでした。
『THE RANDY NEWMAN SONGBOOK VOL.1』
ニューマンが自分の代表曲をピアノ弾き語りで演奏する新作。スタジオでピアノだけの弾き語りを録音したのはこれが初めて、とのこと。確かにそうですね。VOL.2もほどなく出るのかな?
『TINY VOICES/JOE HENRY』
ヴォーカリスト、ジョー・ヘンリーの新作。前作はオーネット入りだったけど、今回はクラリネットのドン・バイロンが参加してます。
『THE LEMON OF PINK/THE BOOKS』
知らない人たちだけど、試聴機で1曲目を聴いたらすごくよかったので購入。男女二人組らしい。フォーキーなエレクトロニカ、というか、ええと、ジム・オルーク『ユリイカ』みたいな音ですね。
某誌レビュー用に聴いた高瀬アキの『プレイズ・ファッツ・ウォーラー』(なんとユージン・チャドボーンが参加!)もよかったし、先日買った3枚も当たりだし、ここのところCD運(ってなんなんだ)がいいような気がする。うれしいな。
帰宅したらネットで注文したシングルモルト・ウィスキーが届いていた。タリスカー(スカイ島)、アートベッグ(アイラ島)、ハイランド・パーク(オークニー島)の3本。
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■2003/11/04 (火)
Old School Essay. |
「リミックス」誌12月号に、三田格さんが『スペインの宇宙食』の書評を寄稿している。
本文を引用している部分(2カ所ある)は、どちらも僕がとても好きなところでうれしくなるし、菊地さんの文章の魅力を非常に的確に捉えたいい書評だと思う。
おもしろいな、と思ったのは、題名と表紙が「オールド・スクールのエッセイ」みたいで、菊地氏の文章を切実に必要としている読者に届くのか心配だ、というくだり。
「オールド・スクールのエッセイ」って、三田さんは具体的に何をイメージしているのかな。それがたとえば伊丹十三や植草甚一や加藤和彦だったりすれば、すごくうれしいんだけど、どうなんだろう。
あの装丁は、「菊地成孔の文章を切実に必要としている人たち」(それは年齢や性別や音楽の好みなどとは別に、日本中に遍在しているはずだ)に届けるつもりでデザインされたものだ。書体や紙の選択、つくりのディテールに、そのことははっきり現れているはずだと思う。そしてそれが「オールド・スクールのエッセイ」と評されたことによって、僕はあの本のつくりが間違っていなかったことを確信できた。
ありがとう、三田さん。
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■2003/11/02 (日)
GEORGE'S RIT. |
ジョージ川口さんが急逝した。
日本ジャズ界の大御所、というだけでなく、日本の「戦後」を強烈に感じさせる人物、という点では、力道山と双璧なのではないか。
もはや伝説となっている「ほら話」の数々や、高校生のとき読んだスイングジャーナル誌上でのドラマーなで切り談話(エルヴィン、エド・シグペン、バディ・リッチ、アル・フォスター、みんなまとめてぼこぼこにするのだ!)もさることながら、僕がいちばん好きなのは、十数年前にジョージさんのバンドのクラブ・デイトにトラで入った、あるサックス奏者から聞いたエピソードだ。
その日もジョージさんは最初っから「ほとんどドラム・ソロ」状態で叩きまくって大受け。とはいえステージの構成上、バラードもあるわけです。で、そのサックス吹きがバラードのテーマを吹き、ジョージさんはブラシでおとなしくバックをつけていた、と。
でもやっぱりまだるっこしくなったらしく、なんとジョージさんは前テーマの終わりのところで勝手にリット(遅くなることです)して曲を終わらせちゃったんだって! 最高。
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■2003/11/01 (土)
TOO LATE TO DIE. |
家族4人でハイロウズのライヴを観に東京薬科大学へ。「東薬祭」という学祭のイベントなわけです、これ。東京薬科大は、京王線の平山城址公園、同じく京王線の京王堀之内からそれぞれバスで10分ぐらいのところ。我が家からは車で30分ほどなのでいいけど、みんな行くのたいへんだったろうなあ。
木々に囲まれたグラウンドを使った会場には1000人ほどの観客が。キーボードの白井さんが抜けて4人になったハイロウズの演奏は、ハードでマッシヴな感じで非常によかった。がつんがつん塊になって飛び出してくるギターの音が気持ちいいのだ。
40超えてロックバンドやるのはいろんな意味でたいへんだろうけど、気合いの入った中年ロックバンドとしてがんばってほしいものだ。もう「死ぬには遅すぎる」年齢なんだからね。
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