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ここしばらく、夕食後のデザートはヨーグルト蜂蜜と決めている。汚い話で恐縮だが、そのせいか最近はお通じの方も量・質共に良好になったような気がする。
ヨーグルトは、とろとろしていて酸味も強くない、小岩井乳業株式会社謹製「小岩井生乳100%ヨーグルト」。
蜂蜜の方は、うちの近所に埼玉養蜂株式会社があって、そこの「純粋蜂蜜」が気に入っている。「純粋」という割には、中国、アルゼンチン、日本の蜂蜜がブレンドされている、まあいわゆる「お徳用」蜂蜜なのだが、純国産の蜂蜜などはあまりに濃厚なので、ヨーグルトとの相性のことを考えれば、むしろ各国の味が適当にブレンドされていた方がおいしく頂けるように思うのだ。
さて器にあけたヨーグルトの表面に渦を描くように蜂蜜を垂らしたら、スプーンで優しく攪拌する。あまり深いところまでいってはいけない、上から3分の1くらいの層だけを、さわさわさわと混ぜればよろしい。蜂蜜とヨーグルトの2色でマーブル模様が出来上がったら、そのままそれを口に運ぶ。
そこを食べ終わったら、また先ほどと同様に蜂蜜を加えて、中央3分の1を食し、さらに同様にして下3分の1を食すのである。
ところでこの連休中、私は病院の当直を頼まれていたので、夜のデザートも1人きりでとらなければならなかった。いつもなら器に取り分けるヨーグルトもパッケージごと抱えて、そこに直接蜂蜜を投入してテレビなど見ながらぺろぺろとそっくり全部たいらげてしまった。
その後、ふとパッケージの注意書きに目をやってギョッとした。
「1日100g程度を目安にお召し上がり下さい。」
それからその内容量を恐る恐る確認したら、なんと400gと書いてある。
その晩、大宮駅でどうにも大便がしたくなる夢を見た。慌てて駅のトイレに駆け込むのだが、3つか4つある個室をチラッチラッと覗いてみるにそのどれもが不潔きわまりない。便器の脇には黄色い大便までボタボタと落ちている。
私が狼狽えていたら、うちの者が白いタオルを何枚も持ってきて、それを折り重ねて便器の回りに敷いてくれた。それで私はやっと便器にしゃがむことが出来たのだ。
しゃがんだなり、そこで大量に排便したところで目が覚めた。次の瞬間、私は年甲斐もなくエライことをしでかしたのではないかと青ざめた。しかし確認したところ、特に何事かが起こった様子もなく、めでたく安堵の朝が迎えらるところとなった。
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■2008/05/15 (木)
自分的日本三大煎餅 |
連休を利用して、明石海峡大橋を渡ってみた。
全長3,911m、中央支間1,991mで世界最長の吊り橋である。明石海峡大橋の主塔の高さは海面上298.3mであり、国内では東京タワー(333.0m)に次ぐ構造物である。1998年(平成10年)4月5日に供用が開始された。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
1995年1月17日の阪神・淡路大震災のときはまだこの橋は建築半ばであって、メインケーブルストランドの張り渡しが終わった段階だったそうである。しかもその震源地は、ほぼこの橋の真下だったというが、橋には損傷がみられなかったのだそうである(前出『ウィキペディア』による)。
その前日には姫路に足を伸ばして、ユネスコに世界遺産として認定された姫路城を見学したけれども、その姫路城にしても、明石海峡大橋にしても、決してその壮大さだけではない、有無を言わさず他を圧倒するばかりでなく、何かこう、潔い美しさとでもいうべきものを感じた。機能美というのとも違う。最先端の英知を結集し、前代未聞の難工事を決行するという男らしさの中にも、そこに生きるすべての人に対する慈しみ深いメッセージがちゃんと聞いて取れるのだ。
さてその明石で発見したのが、有限会社永楽堂謹製「あかしたこせん」。
http://www.takosen.co.jp/top.html
明石には色々の「たこせん」があります。例えば、明石海峡大橋の近くの道の駅には残念ながら永楽堂の「あかしたこせん」は売っていません。私どもは、明石市中の様々なお店で試食をした結果、最も美味しいのが永楽堂だと確信しました。「最も美味しい」どころか、日本全国津々浦々の煎餅を公平に審査した結果、日本三大煎餅に1つにランクインさせることと致しましたのでお知らせします。
それならば、残りの2つは何だ、ということになるでしょうから併せてお知らせしましょう。
1つは同じく兵庫県、株式会社播磨屋本店の「朝日あげ」。
http://www.harimayahonten.co.jp/index.html
これは文句なく、美味い。しかしながら、ある時期私はこれを食べ過ぎで、体重をうんと増やしてしまった苦い思い出があります。まあ、それほど美味いということ。
もう1つが、我ら埼玉県民が誇る、川越のホンダ製菓株式会社の主力商品、「薄焼き黒こしょう」。
http://www.honda-seika.co.jp/index.shtml
胡椒の刺激が強烈で、たくさんは食べられません。ダイエットにもよいですね。
ずっと、日記を更新していなくて申し訳ありません。
現在、mixiの方で、マジック関係の日記は結構毎日のように更新しています。どうぞそちらのほうもご覧下さい。また、まだmixiのメンバーでない方は、私の方で紹介致しますので、簡単な自己紹介を私宛にお送り下さい。
magic@kk.iij4u.or.jp
ただ、こちらは、マジックに関係のないことを10000文字きっかりにまとめて表すという、私にとっては大切な随筆スペースですので、時々は書いていきたいと思っています。この日記が更新されるとメールでお知らせをお届けするという仕組みもありますので、どうぞご利用下さい。
それではひとまずお知らせまで!
21歳で初めてアメリカに行き、バスでテキサスまで砂漠を横切って旅したことがある。そのときは多くのアメリカ人によくしてもらった。当然黒人の友人も出来た。私はこういう質問をしていいのかしら、と悩みながらも自分なりにタイミングをみはからい、思い切って尋ねてみた。
「ところであなたは何人ですか?」
黒人はキョトンとした顔をして、
「もちろんアメリカ人だよ。」
その時、私はアメリカが「人種のルツボ」であることを、実感として理解できた。
今週はうちにバングラディシュのマジシャン、アリさんが滞在している。大変に聡明な方で、会話もその場の空気で洒脱にあわせてくれるので、大変に気があうような気がしている。近所の食堂で夕食をとっているときに、結局のところアリさんは何人なのか聞いてみた。すると、アリさんは箸をぎこちなく操りながら、
「インド人、インド人。」
と答えてくれた。確かに肌の色は浅黒く、鼻筋が通って目が落ちくぼんでいる。家ではカレーライスをよく食べるのだそうだ。
翌日、日本のカレーはインド式ではないから、きっとアリさんの口にはあわないよ、と宣言してから食べさせたら、さすがインド人、スプーンでルーとご飯を一口分の適当な分量ずつをとって皿の上で上手に混ぜ合わせては、ぱくぱく食べ出した。あまり辛くないのでうまいそうである。
先日は私がよく行く、地元の立ち寄り湯に案内した。全裸の人がそこいら中にいる光景に驚愕していたがすぐに慣れたらしく、湯船に浸かって目を閉じていた。
風呂から上がって休んでいると、しばらく黙っていたかと思うとこんなことを言い出した。
「女性の風呂も同様な状況か?」
「そうだ。」
(少し考えてから)
「それでは、次に来たときには、自分はインド人なんだから、よくわからないような顔をして女湯に入ってみようかな。」おいおい。
それでも、風呂上がりの牛乳はインド人だってうまいらしく、一緒に腰に手を当てて呑むさまは、世界は一家人類はみな兄弟という思いを新たにすることができた。
小さな紙の日本の国旗を示してから折りたたんでいく。おまじないをかけてから再び広げると、白地に赤だったものが緑色の地に赤に変化している。
「これがバングラディシュの国旗です。皆さん仲良くして下さい。」
その瞬間、私たちはマジックで確かに国境を飛び越えた。
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■2006/06/11 (日)
原因はなんですか? |
私は開業医であるから、日々、受診される患者さんを診察する。その過程で色々の困難に直面し、私も患者さんもいやな思いをする場合もある。
その困難をめぐる最大のテーマは、患者さんの次のような質問である。
「原因はいったい何なんでしょうか。」
これは冷静に考えればもっともな質問なのだけれど、私にとっては歓迎できる種類の質問ではない。
たとえば急に蕁麻疹が出た子供さんのお母様が、開口一番、「とても痒がっているんですけれど。これまでも時々、このような症状が起こるのですけれど、原因は何でしょうか。」
たとえば膝が腫れて痛くなったお年寄りが、「急にこんな具合になってしまったんだが、どういうわけでこうなったんでしょうか。」
こういった患者さんの立場としては、今日診療所に来た目的は無論治療のためではあるが、今後このような事態になることは避けたいので、原因も尋ねておこう、原因がわかれば、それを避ければもうこのような目にあうことはないだろうから。といったようなものであろう。
ところが、ここで告白するけれど、ほとんどの場合、私にはその原因がさっぱりわからないのである。
このような質問をする患者さんは私にどのような答えを期待しているのかもわからない。
「この蕁麻疹は、魚介類のアレルギーによることが考えられます。血液検査でこの種のアレルギーがあるかどうか調べてみましょう。」
「この膝の症状は、大腿四頭筋の衰えから起こると考えられますから、毎日スクワットを30回行って下さい。」
とか、なのだろうか??
初回の診療でわかることは、今患者さんに何が起きているのか、ということであって、それにはどういう対処をすべきか、ということは言える。しかし、過去に遡ってその因果を求めることは一般には大変難しい。患者さんにわからないことは私にもわからないのである。
ところがこのような患者さんに限って、「現段階ではわからない」と答えると、急に不安の感情や私に対する不信感をあらわにされる。それで、勢い、私の方もそういう患者さんに対しては、今回の症状の原因と結びつきそうな一般的な事実を述べるのであるが、そういうことが、今後の予防にどれだけ効果があるかわからない。
原因については、必要に応じてきちんと検証するとして、まずは治療に専念させてもらえるとありがたいのだけれど。
先日はパウンドケーキ作りに初挑戦したのだが、出来上がったケーキときたらパサパサの「半生菓子」のようで、残念ながらたいしておいしくなかった。けどもったいないので全部食べたが。
そこで気を取り直してバナナシフォンケーキを作ってみることにした。もう一度パウンドケーキを作ろうなんていう執念深さは私には、ない。パウンドケーキとシフォンケーキの根本的な違いはバターを使うか使わないかという点にあるということも、今回初めて気がついた。
パウンドケーキはうちにあった本をみて作ったのだが、今回はマジカルキッチンというサイトで紹介されているレシピを採用した。
http://magicalkitchen.com/index.html
2度目のお菓子作りということもあるが、今度は大変上手に出来上がった。参考までに同HPのバナナマフィンの項にある「メモ」を読んだところ「粉を加えたらネチネチ混ぜないこと」とあった。パウンドケーキのときにはどうも粉を加えてからネチネチ混ぜてしまったような気がするので、それが失敗の原因だったのではないかと思ったりもしている。
この3連休は特に用もなかったので、このように自宅で食べ物を作るなどして過ごした。パエリアも作ってみた。イトーヨーカ堂でサフランを買ったところ、胡椒の小瓶のようなものの中に折りたたんだビニール袋が入っていて、その中にサフランが入っていた。カップ麺のカヤクよりもっと微量、エビの細い赤いヒゲのようなものが20本ほど入っているだけで950円くらいするので買うのには多少決意が必要であった。
昨日はホームセンターに行ってキッチンにおくゴミ箱を買った。先日はステンレス製で足で踏むとフタがあき、中は分別出来るように2つに分かれているタイプのゴミ箱を買ったが、フタを開け閉めするたびにバッタンバッタン音がするし、場所をふさぐため冷蔵庫の野菜室を開けるたびにゴミ箱を移動させなくてはならないし、そのくせ中身の2つの箱は小さいしで、結局使わないことにした。
そこで、最後に「よい台所用ゴミ箱」の4条件を。
1.フタがあるけど、調理中は開けっ放しにしておけるもの。
2.背が高くスリム、あまり重くないこと。
3.中型ゴミ袋が中にすっぽり収まり、ゴミ箱の口のところで袋を反転させてその上から袋をピッタリ固定するためにゴミ箱の蓋が「タガ」のように上からはまるような構造になっていること。
4.デザインがまあまあであること。
昨日は銀座博品館。帰りは「いちにいさん」という料理屋に寄って六白黒豚のしゃぶしゃぶ。
近所にブタしゃぶの店が出来て、それが気に入って続けて2度行ったという経緯もあって、街を歩いていても「ブタしゃぶ」の看板につい目がいってしまうらしい。
ずいぶん前に誰かと鹿児島を旅行したことがあって、そのとき地元の有名な料亭を尋ねた記憶がある。ブタの角煮や豚汁など、様々な工夫を凝らした豚肉料理が次々と給仕された。そのときにたぶんブタしゃぶというものを初めて食べたのだと思う。大変においしく、完食したら、仲居さんがしゃぶしゃぶの鍋をひっこめた。それで終わりかと思ったら、しばらくして今度はトンカツが出てきたので大いに驚嘆したのだった。
六白黒豚とは鹿児島県特産の黒豚のことで、鼻の先と手足、それから尾が白いので、つまり体の中に六ヶ所白いところがあるから「六白」なのだそうだ。その六白黒豚のしゃぶしゃぶは無論うまかったが、酒の肴にでてきた「豚みそ」が逸品であった。猪口(ちょこ)にほんのちょっとしかない。
「箸の先に少し取ってなめるようにして召し上がるとお酒のアテになります。」
とのこと。
「酒のあて」とは洒落たことを言うなと思ったが、ひょっとしたら、というかたぶん、絶対、従業員マニュアルにそう書いてあるのだろうね。
見た目は普通の黄味がかった味噌なのだが、そのなかに豚肉の破片が埋もれている。べろべろとなめてみるとその甘味とうま味が焼酎と絶妙なバランスをとった。
酒は薩摩の芋焼酎、「富乃宝山」。
私は普段は焼酎を呑まないが、よいショーを見て気分がいい。夜風も肌に快かったので、今日はこの店のお勧めを呑もうと言ったら、「富乃宝山」など如何でしょうとのこと。ずいぶんと景気のいい名前だな。
グラスにいっぱい、砕いた氷を入れてそこに焼酎を注ぎ、水で割ってもらう。冷たくてのどごしもよく、また少し遅れて鼻の奥でサツマイモ独特の優しい甘いにおいを感じる。凛とした酒の味わいの中にもどこかほのかな甘みもあって。それがぶた味噌と最強のコンビとなるわけですね。
http://www.fenix-g.co.jp/
泡盛の水割りというのも時々楽しんでいるが、それよりも芋焼酎の方が大人しい。背後からふわっと酔いがくるような。ビールの旨い季節になったが、今年は芋焼酎のキーンと冷えた水割りでいこうかなと密かに考えているところである。
昨日午後休診。銀座・博品館にチケットを買いに行った。久しぶりの博品館だから、よくみればよかったのだが、小雨がちなのですぐ近くに車を停めて待っていてもらっているので、チケットを買って、2Fのトイレを使わせてもらったらすぐに車に戻った。
それから六本木ヒルズのAGITOに造花を買いに行った。3年前から買いたいと思っていた造花だが、なかなか飾る場所もなくて行くたびに少しだけいぢっては帰るということを繰り返していた。ところがこのたび買ったカーペットの赤とこの造花の赤がほぼ同じ赤であろうと、カーペットを買うときから薄々思っていたので、遂に造花を買う機が熟したと確信したのである。
店の方が大変にスマートな方ばかりで、私が同じ店で選んだ花器に造花をアレンジして下さり、さらに、店の2階にテーブルがディスプレイされているのでそこに置いてみましょうと提案までしてくれた。それでみんなで2階に上がってテーブルに花を飾り、ソファーに腰を下ろしてその花を眺めてみた。
まあ、そこまでしてやっぱりいいですとは言えないでしょう。だから試してみて買うか買わないか決める、ということではなく、その場の全員の共通認識として「買う」ことは決まっているけれど、花の本数とか花器の種類とかをそこで微調整するつもりなわけです。
でも店の方が5本の造花の茎をぐにゃぐにゃに曲げて前衛的に活けて下さったものを気にくわないので別の花器にしましょうとは、今更言えないような空気があることはある。それで結局「これでよろしゅうございます」と言ってまたみんなで1階へ降りたわけで、これはソムリエによるワインのテイスティングのような一種の儀式のようなものなのだということがそこで初めてわかった。
久しぶりの六本ヒルズだから、よくみればよかったのだが、小雨がちなので、造花と花器を買って、パーキングのトイレを使わせてもらったらすぐに車に戻った。
車に戻ってうちのものと、なんか東京は疲れるねと年寄り臭いことを言い合って、結局うちの近所のステラタウンで残りの買い物をすることにした。ルームズ大正堂には、さっき買った造花と全く同じ造花が売られており、かなり驚愕した。六本木のより一回り小ぶりだったので、そこに六本木まで行った価値を見いだすことにした。イトーヨーカ堂によさそうなキンキがあったので丸ごと一尾買って、家に戻って日本酒と生醤油で甘辛く煮て食べた。
ジャパンカップ無事終了しました。ありがとうございました。
ジャパンカップ前はバタバタするので夜遅くなってからマルエツにお弁当を買いに行ったりすることもあった。たいていは野菜売り場の方から入って、一番最後にお総菜売り場を通過するのだが、その日はお総菜売り場でお弁当をカゴに入れてからもう一度引き返して、何だったか、買い忘れたものを取りに行き再び同じお総菜売り場を通るようなめぐり合わせになった。
すると、お弁当売り場では従業員がお弁当に次々に「半額」のシールを貼っているではないか。明らかに私がついさっきカゴに入れたのと同じお弁当にも「半額」のシールを貼っているのである。付近にいる主婦は一度取った弁当をその授業員にニュッと差し出し、これにもそのシールを貼ってと訴えている。
私としても同じようにそのシールを貼ってもらいたいわけですが、先ほど私は半額でない正規の価格で納得して購入を決断したのであるから、その決断を撤回して割引を要請するというのは如何なものか、とも思ってしまうわけなんですね。
カゴのお弁当を一旦売り場に戻してから、新たに同じお弁当でかつシールが添付してあるものを取るのはカナリ後ろめたいし。結局、後ろ髪を引かれるようにしながらレジに並んで、正規価格でお弁当を買いました。
帰りの車の中では、いい加減コンピューターの時代なんだから、そんなシールなんか貼らないでも、レジの機械が定時になると設定通りに自動的に割り引いて計算するようにすればいいのになどと、八つ当たり的思考が頭の中を駆けめぐったりもした。
もう1つ、最近思ったこと。
最近、公共機関では制服を着ないのがいいと思っているのか、市役所やパスポートセンターなどでは、カウンターの向こうのおばさんがてんでに勝手な服装をしている。それがかえってとっても貧乏くさいと言っては失礼だが、ともかく私は強い違和感を覚える。
そういえば海外の図書館や銀行では私服が当たり前だが、皆、とてもファッショナブルな(ときにド派手な)格好であって、それがまた絵になっている。それにひきかえ日本はなんかわざと地味な服装をしているのではないかと思われるくらいに、質素な印象を受ける。
結婚式の男性の真っ黒な礼服姿も、幼稚園から始まる制服も、私にはその意義がわからない。自由の国、日本なんだから服装でもっと自由に自己表現すればいいと思いませんか?
春の光線がそこいら中を乱反射して、こんなに明るくて暖かな日は今年初めてなのではないか。しかし今日は一人で浦和のユザワヤに買い物に行かなければならない。ユザワヤというのは手芸用品の大型店であり、実に様々な素材を取り扱っている。浦和といえどもデパートのような構えのビルであり、都内のユザワヤに決してひけをとらない。東急ハンズを女らしくさせたような店である。
そういう店であるからお客さんは女性が多い。
男性が入店しておかしいかというと、頭ではおかしくないと判断するも、やはり実際に入ってみると、私のような難しい顔をしたおぢさんが一人で店内をチョロチョロするのは大分気を使うようであった。
ユザワヤはデパートとは異なり、大半のお客さんはその道の専門家であるから、「プロショップ」といった意識なのだろう、店内を飾り立てるわけでもなければ照明や商品の陳列に気を使っている様子も、ない。秋葉原のラジオセンターみたいに、むしろ雑然と商品を置いておき、わかる人が買っていけばいい、というような趣もないではない。
店員もみな真剣に働いてはいるものの、お客様に対して赤い声でイラッシャイマセなどと声をかけてみたり、ということはないようで、初めて店に入った私などは少し冷たくされているのではないかな、と勘違いしちゃったりもするのである。
最初は金のテープを買うことにした。無論一巻きそっくり買うのではなくて、5mだけ買うのである。テープを持ってレジに並んで待っていると、レジの女性が私の方を見て、私の後ろの方を指さして、私に盛んに合図を送っているのに気がついた。
なんだろうと思って振り返ると、後ろのカウンターの男性が私に向かってオイデオイデをしている。それでレジの列から離れてカウンターに行ってみると、その男性が「カット致します」と言った。
ああそうか、そりゃ買う前に切ってもらわなくてはいけないよな、と、一人納得した。さすがに残りの金のテープの巻いたモノは元に戻してこいとは言われなかった。
次に別のフロアーで布を選んだ。今度は学習しているので、先にカットしてくれるカウンターを探した。最後にカーテンの下端などを縁取る「フサ」を買おうとしたが、それがなかなか見つからない。女性店員に「フサフサはどこですか」と尋ねたら、「フリンジならあちらです」と答えた。それでフリンジという語を覚えたりもしたわけである。
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